レヴァークーゼンで連勝ストップ

• 連勝が7でストップ
• ゴレツカが再び得点を挙げる
• ウルライヒがノイアーの代役で出場

　FCバイエルンは第20節、バイエル04レヴァークーゼンに3-1（0-1）の敗戦を喫した。これにより連勝記録は7でストップ。レオン・ゴレツカが41分、FCBに先制点をもたらすも、レヴァークーゼンはレオン・ベイリー（53分）、ケヴィン・フォラント（63分）のゴールで逆転、終了間際にはルーカス・アラリオ（87分）がダメ押しのゴールを叩き込んだ。

　完売のバイ・アレーナで観客はハイテンポで見応えのある好ゲームを目の当たりにすることとなった。前半試合をコントロールしたFCバイエルンだったが、後半ゴール前へ果敢に迫り効率的に得点を挙げたのはレヴァークーゼンだった。

　ニコ・コヴァチは今試合で選手5名の起用を断念。マヌエル・ノイアー（右手の怪我）、チアゴ（筋肉の問題）、フランク・リベリー、アリエン・ロッベン（共にトレーニングの遅れ）とコランタン・トリッソは帯同せずミュンヘンに残った。代役としてスヴェン・ウルライヒがゴールマウスを守り、ハメスとラフィーニャが先発で出場している。

　新しい顔ぶれで臨んだバイエルンディフェンスは、開始直後から高い位置で激しいプレスを掛けるレヴァークーゼン相手に高い集中力の維持を迫られた。だがウルライヒをはじめとする守備陣は、これに対し攻撃に転じることで活路を見出す。これにより試合は非常にテンポの速い展開となり、FCBは徐々にコントロールを握ると、 キングスレイ・コマン（13分）とロベルト・レヴァンドフスキ（15分）が立て続けに好機を作り出すが、ゴールを割るには至らなかった。

　40分、マッツ・フンメルスの縦パスに相手DFラインを単身抜け出したコマンが、フリーで相手GKルーカス・フラデツキー守るゴールに迫るが、同GKの攻守に再び先制点を阻まれる。だがトーマス・ミュラーが素早く反応しこのセカンドボールを拾うと、中央へ走り込んだゴレツカへと絶好のクロスを上げた。23歳の同選手は5メートルの至近距離からこのボールを頭で叩き、1-0となる先制点を奪った（41分）。その直後にはレヴァンドフスキ（45+2分）がゴールネットを揺らすが、VARの介入による一時中断後、オフサイドポジションにいたとし無効との判定が下る。試合はFCBが1点をリードしハーフタイムを迎えた。

　レヴァークーゼンは後半立ち上がりから再び縦への鋭い攻撃を展開、53分にはレオン・ベイリーが30メートルの距離からFKを直接ゴール左上隅へと叩き込み試合を振り出しに戻す。 その後両チーム共に追加点を狙う一進一退の攻防が続き、60分にはユリアン・ブランドが絶好のチャンスを演出。だがウルライヒがボールをライン上で掻き出しこのピンチを救った。しかしその数分後に訪れたピンチでは同GKに失点を阻む術はなく、フォラントに1-2となる追加点を押し込こまれる（63分）。

　攻勢を貫くバイエルンは試合の流れを引き寄せるが、ハメスのヘディングは不運にもミッチェル・ヴァイザーにライン上でクリアされる（73分）。コヴァチはミュラーに代えセルジュ・ニャブリ（74分）、ハメスに代えアルフォンソ・デイヴィス（77分）、ラフィーニャに代えレナト・サンチェス（79分）を投入し残り時間を総力戦で挑んだ。だが今試合4得点目を奪ったのは又してもホームチームだった。アラリオがカウンターから1-3と試合を決定づける追加点を奪った（87分）。