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ファン・ボンメルのシーズン展望

“FCBには誰もが特別な何かを期待している”

マルク・ファン・ボンメルがこれまでの選手歴の中で、通過地点であるアイントホーフェンとバルセロナで色々な体験をしてきたのは確かだ。しかし、一度に8選手が新加入するなどということは、29歳のMFにも初めての体験だという。“こんなに一度に選手が加入してくるのは、FCバイエルンのようなビッグクラブにとって明らかに珍しいこと“と、ファン・ボンメルはfcbayern.deとのインタビューで語った。

マルク・ファン・ボンメルのインタビュー

fcbayern.de:マルク。まずは、ロイ・マカーイがFCBを離れてロッテルダムに旅立ったことについて。友達でもあり、同じオランダ出身でもあった彼が去って、寂しく思いますか。
ファン・ボンメル(以下VB):そうだね。ちょっと寂しくはあるね。でも、これは僕だけの気持ちじゃないと思う。FCBの多くが、マカーイがチームを離れることになって残念がっている。ロイはいい奴だし、それに加えて申し分のないサッカー選手としての質を兼ね備えている選手だから。でも、こういうことはサッカーに付き物なんだ。時には全てにおいて驚くほど早く事が運ぶ。ちょうど去年、バルセロナから僕のFCBへの移籍が実現したように、ね。

fcbayern.de:マカーイの他にも6選手がこの度FCBから移籍。その代わりに、8名の新加入選手がやってきました。ひとつのクラブにおいて一度にこれだけ大々的なチーム編成が行われるのは、これまでの体験でもありますか。
VB:いや、今回が初めてだよ。こんなに一度に選手が加入してくるのは、FCバイエルンのようなビッグクラブにとって明らかに珍しいことだ。先日の香港遠征に同行した3名とはすでに少し会話を交わしたんだけど、全員いい奴だと思う。チームのまとまりもこれで上手くいくようになるんじゃないかな。

fcbayern.de:リベリー、トーニ、クローゼといったスター選手の加入で、新シーズンにかかるFCBへのプレッシャーはさらに大きくなるのでは。
VB:それはそうだと思う。メディアの間ではここ数週間、FCバイエルンのことしか話題に上っていない。我々が新シーズンの優勝筆頭候補だと、誰もが話している。先日のトレーニング開始模様を生中継したのは3局もあったぐらいだし。トレーニング初日にあんなに大勢の取材陣を目にしたのは、僕自身初めてだよ。何千万ユーロをかけた移籍後、誰もがFCBに特別なものを期待しているんだ。FCBにかかる優勝へのプレッシャーはいつも大きいけれど、今年のは特別で、今までになくに大きいものになると思う。

fcbayern.de:新シーズンにおける個人的な目標を教えてください。
VB:新シーズンに対しては何か上手くいく感覚があるんだ。もちろんまず、ブンデスリーガのタイトルを獲りにいくつもりだよ。でも、リーガカップ、DFBカップにおいても可能な限り勝ち進みたい。ベストは間近に迫ったリーガカップで勝利すること。今の我々には4つのタイトル獲得のチャンスが与えられている。この中の3つを勝ち取り、さらには国内タイトル争いにも参加することができたら、決して悪くないね。

fcbayern.de:経験豊富な選手としてあなたに寄せられる期待も、去年に比べると確実に大きくなると思います。例えば今、新加入選手のまとめ役として。
VB:FCBの全員にとって、新加入選手がチームに早く溶け込めるようにすることは重要なんだ。もちろん、経験豊富な選手がより多くの責任を負わなければいけないことは分かっている。僕は特に23歳で、アイントホーフェンでキャプテンの座を任せられているしね。何をすべきかは分かっているつもりだよ。

fcbayern.de:新選手が加入したことによってチームのプレースタイルに変更が生じると思いますが、どのように変わる思いますか。
VB:僕自身の考えでは、有能なストライカー2人をセンターで活かすため、サイド攻撃が増えると思う。それに、中盤のセンターでは2名の守備的MFとのプレーが可能になる。選手層に困ることはないし、たまにはまったく違ったスタイルでプレーするのも悪くないだろう。これに関して僕は、オットマール・ヒッツフェルト監督に100パーセントの信用を置いているんだ。監督はチームの可能性、そしてそれに備えてのチーム編成の行い方を知っているから。

fcbayern.de:多くの専門家が、ゼ・ロベルトと一緒にあなたのダブルの守備的MF起用を予想しています。これが実現されればしかし、今までよりも守備重視の役割を任せられることになりますね。つまり、必然的に攻撃参加の機会が昨シーズンに比べると少なくなる。
VB:それはまったく問題ないよ。アイントホーフェン時代にも似たようなことを経験しているし。当時は我々3選手が中盤を任されていて、必要に応じてポジションチェンジを行ったんだ。

fcbayern.de: では最後の質問を。FCBでプレーして1年が経つわけですが、プライベートな視点からはミュンヘンをどう思いますか。
VB:僕は家族と一緒に早くこの地に溶け込むことが出来たし、ここで快適に暮らせているよ。友達もすでに何人かできたしね。でも、オランダ人はもともとそんなに堅苦しくないから。僕らは基本的にオープンな民族で、新しい環境に上手く順応して気持ち的にも不自由なくやっていけるタイプなんだ。