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引き分けが最低条件

バイエルン、ピットドリーでハードワークが予想される

グループリーグ戦の時間は過ぎ去った。ここからがサバイバルレースとなる。FCバイエルンは木曜夜、主将オリヴァー・カーン不在のなか、大きな期待とともにUEFAカップ・トーナメント戦に突入する。フィリップ・ラームは「これからが本番だ。1stレグと2ndレグ- この2戦で全て決着がつく」とスコットランド伝統クラブのFCアバディーンとの1stレグを前にコメント。(18時45分からFCBライブテレタイプで試合中継)。

カーンはインフルエンザのためにアバディーンに到着後、すぐミュンヘンへと引き返した。FCBにとってこの一戦は決勝までの通過点にすぎない。オットマール・ヒッツフェルト監督は水曜午後、「我々がある大会に参加することになれば、そこでもタイトルを獲るということだ」とチーム宿舎の「マークリフ・ホテル」でコメント。

FCB、限界に挑戦

気温10度と暖かい気候に真っ青な空の下、レコードマイスターは2時間のフライトで現地時刻12時30分にアバディーンに到着した。スコットランドの北海の海岸の港町での一戦がヒッツフェルトや選手にとって早春の散歩のように陽気な一戦とは確実にならない。マネージャーのウリ・ヘーネスは「ハードな一戦に備えなければならない」とミュンヘン空港でチームと出発する前にコメント。

バイエルンの敵は典型的なイングランドサッカーを展開してくる: 最初の一分から最後の一分まで闘ってくる。タイトに競り合いに挑んできて、ロングボールを前線へと放り込んでくる(「キック&ラン」)。オットマール・ヒッツフェルト監督は「どの局面でも闘うことになる。アバディーンは突撃してくるよ。ということは競り合いに挑み、我々の能力の限界に挑戦しなければならない」とチームに要求した。

アバディーンには嫌な思い出

ヒッツフェルトの言葉は警戒を意味している。約25年前にFCBはカップ戦準々決勝でFCアバディーンと対戦し、敗退したことがある。そのこともあり現チームは必須なリスペクトをもってスコットランド入りした。メンバーに復帰したマルセル・ヤンセンは「僕らは相手を格下とはみない」と口にした。代表選手はケガで離脱をしていたが、3ヶ月ぶりのメンバー復帰となった。

もちろん当時と今とではアバディーンのチーム状態は比べものにはならない。80年代始めアレックス・ファーガソン監督とともにアバディーンはヨーロッパカップを制すなど、クラブ史上最大の黄金期を築いていた。時の流れとともにFCアバディーンはヨーロッパでは名を示すことはなくなり、国内リーグでもセルティックとレンジャースの両クラブの影となっている。先週の日曜には本拠地ピットドリー・スタジアムでセルティックに1:5と大敗している。リーガカップでもダンディーに1:4と負けている。

レルとオットルはスタメン

ヒッツフェルトは相手が地元のファンの前で奮起してくることを予想する。「きっと彼らも数人はケガをしているし、自信がないところもあるだろう。そこを我々は利用しなければいけない。我々は我々のフィロソフィーを実現するつもりだ」と監督は示唆。しかしヒッツフェルトはこの一戦、カーンの他3人のレギュラー級の選手を起用することができない。フランク・リベリーの他、ここまでほとんどのヨーロッパカップ戦に出場してきたマルク・ファン・ボンメルとウィリー・サニョールの両ベテランが欠場する。リベリーの代役はブレーメン戦同様にバスティアン・シュヴァインシュタイガーが務めることになる。両ベテランのポジションにはクリスティアン・レルとアンドレアス・オットルが入る。

数人のケガ人で幾つかのポジションに変更があったが、バイエルンは紛れもなく本命馬。ヘーネスは「我々の選手は22名、2選手が欠場したぐらいでチームのクオリティーに影響があってはならない」とコメント。ヒッツフェルトは「我々はFCバイエルン。勝つためにやってきた」とヒッツフェルトは語気を強めた。最低でも一週間後にアリアンツ・アレーナのホームで行われる2ndレグで優位な状況をつくるつもりだ。ヘーネスは「引き分けならオッケー、勝ちなら素晴らしいこと」とコメント。そしてシュヴァインシュタイガーはこう確信している: 「普段通りにいけば、僕らは次のステージに進出することになる。」