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クラブ創立108周年

FCB、「幸運」と「功績」で準決勝進出

人は誕生日となれば、数人の友達を招待するだろう。そしてもし108歳となれば、より多くの友達を招待することになる。FCバイエルンは6万9千人を招待。クラブが創立して108年が経った水曜夜、レコードマイスターは完売のアリアンツ・アレーナで創立108周年を祝った。

FCバイエルンとTSV1860ミュンヘンは多色な振り付けに迎えられ、そしてムード高まる舞台に後押しされながら、近年では最も熱いダービーマッチを繰り広げた。ウリ・ヘーネスは「これ以上のゲームは提供できない」と「伝説となった」(オリヴァー・カーン)120分間後にコメント。この120分には認められなかった2ゴール、3人の退場者そして絶え間なく高まる緊張感のなかでの延長ロスタイム2分の決勝ゴールなどドラマがあった。

1860、FCBを序盤上回る

フランク・リベリーがやり直しとなったP.Kを確実に決め、ミュンヘンローカルダービーの歴史に名を刻んだだけではなく、FCBを20度目のドイツ杯準決勝に導き、アリアンツ・アレーナでのダービーで初勝利をもたらした。ダニエル・ファン・ボイテンは「これまでのダービーよりも雰囲気はより熱いものだった」と試合終了後はチームメートと勝利の喜びを爆発させ、ファンの前で飛び跳ねた。

マルク・ファン・ボンメルは「チームを誇りに思う」と204回のダービー中105度目の勝利を飾った後にコメント。オットマール・ヒッツフェルトも喜んだ。「ゴールは最後までチームが諦めずに闘い、決勝ゴールを信じていたことを示していた」とFCB監督は語った。だが彼はチームの前半の出来には決して満足していなかった。ヒッツフェルトは「1860は前半30分、我々を上回っていた」と述べた。ファン・ボンメルは「僕らの始めの20分は最悪だった」とも語った。

シーズンの課題

ボールを奪われ、動きだしが少なく、闘争心がみられなかったとヒッツフェルトは試合中のチームを批判した。「ほぼ「ライオン」の要塞を崩す方法がみつけられなかった。」そのために「名将」は20分過ぎにシステムを変更し、左MFで出場したトニー・クロースをトップ下に置いた。ファン・ボンメルは「試合の主導権を握るためには正解だった」と述べた。

その後バイエルンはみるみるうちに試合を制していく、だがここ数週間前のようにベストチャンスを得点に結びつけることはできず。カーンは「この一戦は我々のシーズンの課題を浮き彫りにすることになった。いつも試合の主導権を握るが、結局は何も生まれてこない」と分析し、「今のところとてももたもたしていて、難しい状態。」ルカ・トーニの2得点(38.、46.)はいずれもファウル、オフサイドと得点は認められず。

警告退場が発奮となる

いずれにせよこの夜はFCBゴールゲッターの日ではなかった。度重なるファウルのために主審のペーター・ガーゲルマン氏から2枚目の警告を受け、退場を命じられた。ヘーネスはこの判定に「我々は仲良しこよしではないんだ」と怒りを露にした。しかしこの退場がバイエルンにとっては発奮材料となった。「あれでもっとモチベーションが高くなり、新たに力も加わった」とファン・ボイテンは語った。

レコードマイスターは一人少ないなかでも試合を制し、111分には両チームとも10人となった。ベニー・シュヴァルツがリベリーに非紳士的行為をとり、この日2枚目のイエローで退場した。ファン・ボンメルは「もう一度奮起することになった」と報告。最後には絶え間ないバイエルンの圧力は決勝弾となって報われることになった。

文句なしのP.K

主審は84分のルシオに対するファウルにはP.Kスポットを指差さず、だが延長ロスタイムにクローゼがフフンリー・パーゲンブルクに倒されたときにはP.Kを与えることになった。ヒッツフェルトは「ファウルは線上、(線上は)ペナルティーエリア」とP.Kの判定を正当とコメント。試合終了前には3人目の退場者マルクス・トラント(120.+4)がでるもの、試合には影響を与えず。

「後半から我々はうまく試合をコントロールし、ボール支配率でも上回り、圧力もかけることができた- 十人でも多くのチャンスを掴んだ」とヒッツフェルト。ロスタイムのゴールでの勝利に「幸運」(ヒッツフェルト)ではあったが、多くの決定的なチャンスを通しての勝利だっただけに「(勝利に)値する」(ヘーネス)ものでもあった。

相手を称賛

「最後のロスタイムではとても苦いものになったが、勝っていてもおかしくなかった」と1860監督のマルコ・クルツはコメントし、敗退にも情熱をもって闘ったチームを称えた。ヒッツフェルトは「1860は非常に勇敢に戦い、我々は苦戦を強いられた」とコメント。カーンはこう述べた:「1860の選手は今日、彼らの限界以上のプレーをだしてプレーしていた。だけど我々は延長戦の最後の10分間はほんの少しばかり意地をみせた。だから勝利に値する出来だったとも思う。」

バイエルンは準決勝進出でクラブ創立日に一番相応しいプレゼントを自らにすることになった。そして対「ライオン」戦公式戦9連勝となった。ヒッツフェルトはこうコメント:「バイエルンはNo.1だった、そしていつまでもミュンヘンではNo.1だよ。」