presented by
Menu
バイエルンの「勝利者」

トーニ、直感と闘争心でFCBを救う

敵地コリセウム・ アルフォンソ・ペレスでルカ・トーニがゴールを奪えずにいた- 開始数秒後にはゴールライン前に立っていたトーニがフランク・リベリーの絶好機を妨害、前半8分のゴールはハンドで認められず、その後トーニがファウルをしたとしてリベリーのシュートも得点にならなかった(49.)。この日のトーニはツキに見放されていたと思いきや、120分後にはゲームのヒーローとなった。5分間のうちに一人で1:3の状況から2得点を奪い、FCバイエルンをUEFAカップ準決勝へと導いた。

オットマール・ヒッツフェルトは「大きな闘争心をもつルカ・トーニが我々を救ってくれた」と準決勝進出を決めたFCバイエルンが誰に感謝しなければいけないのかを知っていた。「トーニは決して諦めない、完全なる勝者タイプ」とFCB監督が絶賛すれば、カール=ハインツ・ルンメニゲは「マン・オブ・ザ・マッチ」と彼の活躍を称えた。

トーニ、黒子役

トーニ自身は試合後、自分のことよりも「信じられないゲーム」について話をした。「僕らは次のステージに進出することに値するチームだと思う。第1、2戦をトータルで考えると僕らの方がチャンスがあったからね」とW杯覇者は述べ、ヘタフェではFCBの黒子役としてもプレーした。

何度もスペインの強固なスペインディフェンスに立ち向かった、彼のシュートはことごとくブロックされ、オフサイドにもかかった。しかしこの逆風に伏せることなく、最後には運を引き寄せた。ヘタフェキーパーのロベルト・アボンダンシエリが延長115分、ボールをトーニの足元にこぼし、これをイタリア人は無人のゴールへと押し込んだ。5分後にはホセ・ソサのクロスを頭で決めて、3:3の同点とした。

得点ランキングトップ

「チャンスが突然来たんだ。全くボールを見ていないし、直感で押し込んだ」と彼は今大会のUEFAカップ10得点目について振り返った、このゴールで得点王ランキングトップに躍り出た、「あれは練習で100回やってもなかなか決めることはできないボールだった、だけどここではうまくいったんだよ。」

トーニはフランク・リベリーの同点弾(89.)に関与し、この日のイタリア人の成功が始まるきっかけともなった。ヘタフェとの2試合でトーニはFCバイエルンの全4得点に絡んだ。第1戦ではゴールを決めた(1:1)。公式戦38戦29得点と凄まじい数字を残している。UEFAカップ以外でもトーニはブンデスリーガでも得点王ランキングトップに立つ(16得点)。オリヴァー・カーンのヘタフェ戦終了後の手荒い祝福(写真)はイタリア人が大活躍をしたことを表していた。