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6日間で6得点

ルカ・トーニ、ゴールが人生の良薬

周囲の視線がルカ・トーニと彼の足元に注目、彼の動作が監視されてもいた。イタリア人は新スパイクを履いて、前後そして方向転換の動きをいれて最初の試履を終えた。そして2時間後、トーニはFCバイエルンのプレスカンファレンスで再び注目を集めることになる。そこでは彼が少しばかり迷信的な人間なのか、スパイクを変えることに迷いはないのだろうかとの質問が飛び交った。

履き慣れたスパイクとともにトーニはこの6日間の3試合(ヘタフェ、ドルトムント、フランクフルト)で毎試合2得点を挙げた。30歳はメディアの質問に「迷信深いね。だから新しい方を明日もう一度試履して、どちらを土曜に履くかを決めるよ」と笑顔で語った。ドイツ杯決勝ボルシア・ドルトムント戦が土曜、ベルリンで開催される。トーニは彼のキャリアでは初となるクラブタイトルを奪取するつもりだ。サッカーをしたことがある者なら誰でも、大事な一戦を前にするとこれまでの慣れ親しんだ習慣を決して変えたくないというのが本音である、トーニもそう考えているのかもしれない。

トーニ、ミュラーを彷彿させる

もしくは今の彼のコンディションであれば、古かろうが新しかろうが関係がないのかもしれない。オリヴァー・カーンは木曜、「彼のストライカーとしてのクオリティーの高さはFCバイエルンの往年のプレイヤーなかでもベスト」とコメント。

公式戦40試合33得点- これが昨夏ACフィレンツェからゼーベナー・シュトラーセから移籍してきたストライカーの印象強い決定力で、一年目にして伝説のゲルト・ミュラーを彷彿させる。ブンデスリーガ(20)そしてUEFAカップ(10)でも得点王ランキングトップを走り、チームの成功に大きく関与している。水曜のフランクフルト戦では2:1の逆転弾、そして3:1となるダメ押し弾を決めている。

ゴールゲッターとしての資質

カーンは「彼のようなタイプのストライカーはそうはいない。彼はペナルティーエリア内で勝負をし、いつも正しいポジショニングをとって少ないチャンスを得点に結びつけている。彼の決定力は群を抜いている」とコメント、しかし彼が称賛するのはトーニのゴール嗅覚だけではない。「彼はW杯覇者として絶対の自信と実力があるんだ。最適に事が進んでいない状況でも彼は勝利を目指すんだ。ヘタフェでは常にチームを鼓舞して、ゴールを奪ったんだ。」

際立たせるのはトーニの試合中の存在感だ。「彼はいつも大事なところに走っている。彼はフィジカル的に万全の状態で、温存される必要はないんだ」とカーン。実際、トーニは多くの英国習慣でほぼローテーションを考慮されていない数少ない選手でもある。

トーニに休養はない

オットマール・ヒッツフェルト監督はフランクフルトでトーニが2得点した後、「彼はいつもゴールを狙っている、ゴールするために彼はバイエルンにいるし、生きているんだ。彼は疲れていても、今一度ダッシュをすることができるし、ゴールを決められるとなれば、冷静に決めるんだ。彼のメンタルは信じられないものがある」と語った。バイエルン監督はトーニをハーフタイムにカップ戦決勝戦に備えて交代させようとすると、彼は引き続きプレーをすることを告げた。「燃えているやつはゴールも決めるんだ」とマネージャーのヘーネスはコメント。

トーニがシーズン前には個人的にもチームとしてもすぐに成功あるスタートがきれるとは思っていなかったと吐露。トーニは「とても幸せだよ、だけどこれから大事な試合があり、そこでのゴールは2倍の価値があるんだ」と2年前にイタリアとW杯覇者となったベルリンへのり込む前にコメント。「ベルリンが運をもたらしてくれた」ともトーニ。それでもシューズ選びには最善を尽くすだろう。