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ユーロ2008準決勝前日

アルティントップのトルコ代表、勝機あり

トルコ代表ハミト・アルティントップはここ数日間、代表のチームメートにドイツ代表のFCバイエルン選手についてきっと知る限りのことを伝えたに違いない。一方でユーロ2008準決勝を前にコメントをとろうとするドイツの報道陣に囲まれもした。

ドイツ対トルコ- アルティントップは「僕にとっては特別な試合」とはっきりと口にした。1982年12月8日にゲルゼンキルヘンで生まれたアルティントップは21年後、FCシャルケ04のブンデスリーガ選手となり、1年前に「青の王様」からFCバイエルンへと移籍。ケガをする3月中旬まではFCBのレギュラーとして活躍していた。

FCBMF、ワールドクラスのラームと対戦

「ここまできたのは全てドイツのお陰。」しかしながら彼の心にはいつもトルコに対する想いがあった:「トルコのユニホームを着るとなると、愛国心を感じる。僕の国はトルコ。」彼の想いは水曜の夜、バーゼルのザンクト・ヤコプ・パルクでFCBのチームメート、フィリップ・ラーム、ルーカス・ポドルスキー、ミロスラフ・クローゼ、バスティアン・シュヴァインシュタイガー、マルセル・ヤンセンらと直接対決することになっても変わることはない。とくにドイツ代表左SBのラームと右MFのアルティントップは何度も対戦することになる。ハミトは「フィリップはユーロでワールドクラスの実力を魅せている」と称賛した。

しかし元シャルケ選手も今大会、トルコ大躍進の原動力となっている。代表監督ファティ・テリムはハミトを4バックの右SBとして起用、その後にアルティントップはセンターハーフとしてプレー。チェコとの「グループリーグファイナル」ではトルコの全得点に絡む活躍をみせ、準々決勝クロアチア戦ではP.K戦で最後のキッカーを務め、チームの4強入りに貢献した。ポドルスキーは「グループリーグのあとにハミトにおめでとうと言ったんだ。彼はベストプレイヤーの一人でトルコ代表の主力だよ」とアルティントップについて触れた。

ハミト、弟ハリルの分もプレー

25歳は「どのように僕らがプレーするのかについてやっと僕から話しができるようになった。テリムが僕を信頼してくれているんだ。信頼を得るために頑張ってきた。3年間どの試合もスタートから出場してきた」と25歳はコメント。弟ハリルの代表落選についてトルコ代表監督としっかりと話しをした。「テリムがいうには彼のプレーが十分ではなかったそうだ。それがまずはショックだった」とハミトは吐露、ここ毎日何度も弟に電話をしている:「弟も喜んでここにいたいだろうし、双子の兄の成功を喜んでくれている。」

テリムがハリルを今、再招集できるとすればきっと嬉しいだろう。ケガ人や出場停止により15選手とともにドイツ戦を戦うことになる。この状況でもアルティントップはとくに気にはしていない。「ケガ人、出場停止が何人いてもとくに関係ない。僕らが決勝進出することを信じている。僕らにはあまり知られていない若い選手がいる。彼らがやってくれる。」

ユーロ2004覇者ギリシアの再現となるか

「本命馬である」ドイツ相手にも自分たちのサッカーを貫くことが大事だという。「僕らの強さを信じてやれば、大きなチャンスとなる」とアルティントップは確信している。今大会のトルコの強さといえば闘争心と勝利への執着心だろう。すでに土壇場に追いつき逆転勝利を飾る試合を3度経験している。「僕らの強さは情熱と気持ち、これをピッチ上で存分に発揮できるんだ」とアルティントップ。チームは準々決勝クロアチア戦でも「足に血まめができるまで」走り抜いた。

バイエルンMFはトルコがユーロでは初の準決勝で失うものはないとも分かっている。アルティントップは「神経質にはなっていない。チームが力を合わせれば、ドイツにも勝つことができる」とアルティントップはコメント、大きなセンセーションを起こしたいとも口にした:「僕らはもしかすると、ユーロ2004のギリシアのように欧州選手権のタイトル獲得の道を歩んでいるかもしれない。」