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「大事なゴール」

ボロフスキー、完調に近づく

ティム・ボロフスキーは待つことしかできなかった。ユルゲン・クリンスマンとチームにとっても異例のこととなった。チーム全員が新しいチームバスに座っているなか、元ブレーメン選手の席が空席のまま。FCバイエルンMFはシグナル・イドゥナ・パークのドーピングコントロールルームでじっと待っていた、単純にできずにいたのだ。試合が終了してから1時間半弱後にボロフスキーとチームはミュンヘンへ帰途につくことになった。

スポーツ選手では決して稀ではない試合後の「できない現象」が唯一、ボロフスキーがこの日の午後に願っていたとおりに運ばなかったことだろう。ボルシア・ドルトムントでのアウェー戦後半から途中出場し、バイエルン移籍初ゴールで勝ち点1をレコードマイスターにもたらした。

ボロフスキーは日曜午前、「新しいクラブでの初ゴールはいつも特別な瞬間」とfcbayern.deとの談話のなかでコメント。「あれは単なるゴールではなく、同点ゴールだったんだ。」代表キャップ数33を誇る代表選手だけではなく周囲も認める「大事なゴール」だった。「もし逃していたら、ドルトムントでの一戦に負けていたことは明らか。だからとっても嬉しかったんだ。」

ボロフスキーはケガ明け初めての45分間出場でFCBの期待の補強だということを示した、それはゴールだけではない。後半から出場してバスティアン・シュヴァインシュタイガーとともに多くの攻撃の起点となった。「後半に多くの力を振り絞り、トレーニングでやったことをだすことができた。運動量がとても豊富でいくつかの得点機を作りだすことができた。一人少ない状態のなかでチーム全体に相当する力がだせた。」

クロップもボロフスキーを称賛

ボロフスキーはピッチ上で存在感を放った。BVB監督のユルゲン・クロップも「彼は本当にいいプレーを後半していた」と称賛。しかしまだベストコンディションには遠い状態である。膝の靭帯を伸ばし、ほぼプレシーズンを棒に振りチームとともにトレーニングができずにいた。「リハビリをしていたから試合をしたのはわずかだけ。ハンブルク戦では30分、ドルトムント戦では45分とこの試合出場は自分にとって良かった。これをベースにあげていく。」

同じことがチーム全体の出来にもいえる。「ゆっくりと着実に自分たちの理想に近づいている」とボロフスキー、ユーロ大会後の休暇を新しい環境に慣れるためにミュンヘンで過ごした。すでに新故郷に「大きな喜び」を感じている。「ユーロ戦士はみんなまだ100%ではないんだ、だけどその手前にはいる」と28歳は確信していた。

もしかするとバイエルンファンは次節、ボロフスキーと彼の同僚の100%の試合を目にすることができるかもしれない。「ドルトムントでの勝ち点1は満足することができる、だけど今週末のヘルタ戦は勝たなければならない」と「ボロ」は力強く語り、始めからピッチに立つことも望んでいた。「決定権はコーチングスタッフにある、だけど実現するために今週全てのことをやってみる。」