presented by
Menu
引退試合

カーンもう一度ピッチへ

今一度これまでやってきたことを全て繰り返した。オリヴァー・カーンは雨でぬれた芝生上に体を投げ出し、至近距離からのシュートをうけ、クロスを掴みとった- これを14年間ゼーベナー・シュトラーセで続けてきた。38歳は火曜夜(キックオフ20時)の一戦に向けて月曜日に最後のトレーニングを行った。彼の引退試合となるドイツ代表戦でFCバイエルンのゴールに立つ。6万9千人の観衆がアリアンツ・アレーナに駆けつけることになる。「観衆ともう一度すばらしいフェスティバルにしたい」とカーンは語気を強め、「ほかのことはとくに重要ではない」とも続けた。

これまで成功がいつも第一優先だった38歳にとって勝利が全てではなくなる。カーンは彼の偉大なキャリアの最後となる一戦でもう一度いいパフォーマンスを魅せるつもりだ。そのために彼は「ゼップともう一度全てを訓練することになる」と長年一緒に同じ道を歩んできたゼップ・マイヤーとの最後のトレーニングを前にコメント。フリーキックやPKの練習をするつもりでもいた、GKとしてではなくストライカーとしてだった。最後にゴールを決めることが3度にわたって世界最優秀GKに輝いたカーンにとって相応しい最後となるかもしれない。

クロスカントリー、ウェイトルーム、ゴルフとFCバイエルンで最後の公式戦が終わってからもカーンはスポーツとの関係を断つことができずにいた。だがこの期間にGKトレーニングは一切行わなかった。「どのぐらい体調がいいのかそこまで確かではない」と彼は語り、「明日は自分の経験を頼りにする。自分がプレーする75分間を乗りきることが大事なんだ。」

引退して初めてカーンは月曜、ゼーベナー・シュトラーセを訪れた。ユルゲン・クリンスマンは彼に新トレーニングセンターを案内し、戦術ボードに彼の引退試合のスターティングメンバーを紹介。「代表相手に試合ができるのは自分にとって特別な名誉」とも彼は最後のプレスカンファレンスで語った。それから彼はピッチへと向かった。

引退試合がもう一度、彼の成功あるキャリアの通過点を思い出させる。「みんなが言ったことを今でも覚えている:お前、どうしたんだ?なんでゴールマウスに立つんだ?」とカーンは初めてゴール前に立ったときのジュニア年代のゲームについて語った。約30年後に代表戦86試合、ヨーロッパカップ140試合およびブンデスリーガ557試合に出場するまでになった。8度のマイスター、DFBカップを6度制覇、トヨタカップ、欧州CLそしてUEFAカップも制した。「すばらしく、感動的なことがたくさんあった、だけどそうでない時もあったんだ」とカーンはコメント、「真正ある道へと進んでいこうと試みた。それもうまくいったと私は考えている。」