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シューティングスター

チャンスを活かす若手のふたり

ふたりは共に19歳、20歳の地元の若者で、このシーズン準備期間に周囲をあっと言わせた存在だ。昨シーズンは3部リーガで15ゴールを決める活躍をし、FCB II の目を惹いたミュラー。ブンデスリーガで4試合、チャンピオンズリーグでも1試合に出場し、そのスポルティング・リスボン戦ではゴールも決めている。

有利な状況

「特別な才能がある選手。当時から得点力があり、ボールの扱いが上手く、両足が使えてヘディングも出来る上、持久力もあった。」とは、元FCB II 監督で現アシスタントコーチのヘルマン・ゲルラント。また、ミュラーは様々なポジションで起用することができる。本人も、「プレーする位置は実はどこでもいいんだ。」と言うように、FWでも、トップ下のゲームメーカーでもこなすことができる。

この準備期間において、その才能が真に開花した選手といえる。監督がルカ・トーニ、イヴィチャ・オリッチ、ミロスラフ・クローゼを起用できない中、この4週間、AC ミランやマンチェスター・ユナイテッドと対戦したアウディーカップも含め、非常に出場機会に恵まれた。そして、ミュラー自身もこの有利な状況をしっかりと活かしている。

マンオブザマッチ

4-1と勝利したアウディーカップのAC ミラン戦では、2ゴール1アシストで「マンオブザマッチ」に選出。「もちろん、ちょっと誇らしいよ。いつもベストを出そうと頑張ってるんだ。今日はそれがうまくいったみたいだね。」と、ミュラー。また、監督も「トーマスは攻撃の起点だったが、自らゴールを奪うこともできる。」と、賞賛を惜しまない。

ミュラーが前方で気を吐けば、後方ではバドシュトゥバーがエンジン全開。アウディーカップではロナウジーニョ、マイケル・オーウェンを相手に非の打ち所のない守備を見せた。ファン・ボイテンの横でミラン、マンUの攻撃陣をしっかり食い止め、マンU戦では最後にPKも決めている。

いきなりレギュラーに定着?

「とても才能のある選手だよ。だからFCBでプレーしてるんだけどね。」と、センターバックの相方をほめるファン・ボイテン。FCBのDF陣の中で、左利きなのはバドシュトゥバーだけ。ファン・ハールは左利きの強みを見込み、バドシュトゥバーを左サイドのセンターバックとして起用している。そして、もしかするといきなりレギュラーに定着する可能性すら出てきた。これが実現すれば、今年の4月11日の段階で初めてAチームの控えベンチに座ることができた、というのがまるでウソのようなスピード出世だ。