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ポジション争い

監督は「まだ様子見の段階」

ゲルゼンキルヒェンのヴェルティンス・アレーナでハンブルガーSVのメンバーが勝利の記念撮影を行ったのは、午後8時過ぎ。VfBシュトゥットガルト相手に3-0(2-0)で快勝し、T-Home-Cupに優勝。ブルーノ・ラッバディア新監督にとっては、就任後すぐの「タイトル」獲得となった。

一方のFCBは、これとほぼ同じ時間帯にドナウエッシンゲンのキャンプ地に戻っている。FCシャルケ04とのミニファイナルを2-1(2-0)で制したファン・ハール監督と選手たちは飛行機でキャンプ地まで戻って木曜日までトレーニングを行う。その後、チームはテストマッチの1.FC ケルン戦(7/24)、McFit オールスターズ戦のために移動することとなっている。

新シーズン開幕に向けた準備期間におけるチームの状態をはかる最初の試合となったT-Home-Cup。残念ながら優勝とはならなかったが、後に優勝を飾るHSVにセミファイナルで0-1と敗れたことや、その後のシャルケ戦での勝利は「監督にとって残る準備期間のための重要な情報が得られたと思う。」と、へーネスは考えている。

現に監督はこのトーナメントの両試合で全く異なるメンバーを出場させている。それぞれがザルツブルク戦、ヴァギンガ戦でそれぞれハーフタイムの全後半でプレーしたメンバーからほとんど変わっておらず、トレーニング中のミニゲームでも常にチームを組んでいた面々だった。

レギュラーの座をかけたポジション争い

「A」チームが土曜に監督の期待するプレーを見せられなかった一方、ファン・ハール監督は「B」チームには部分的に満足しているという。「今日は良い出来だったと思う。特に前半は非常に良かった。後半になると集中力が途切れ、ボールを奪われることが多くなったがね。」と、僅差で勝利を飾ったシャルケ戦の分析を終えた後に監督。

日曜の試合でプレーした選手たちは、それが監督の決めた組み合わせによるものでないことを証明して見せた。「向上意欲の強い選手が無我夢中になるのは普通のことだ。今日もその例のひとつ。ただ、移動による影響などはなかった。」と、へーネスは語っている。これは、土曜にプレーした選手たちは現地入りしたその日のうちに試合をこなしていることによる。

辛抱強く

「私はまだ様子見の段階にいる。」とは、今回のT-Home-Cupによって、レギュラーの座をかけたポジション争いがチーム内で激化したか、という質問について答えた監督の言葉。火曜のシュトゥットガルト・キッカーズ戦では、8月8日のブンデスリーガ開幕戦となるホッフェンハイム戦に向け、ポジション争いも次の段階に入るとされる。「実戦にて選手のプレーを見極めることができるのが、こういった試合の持つ意味。」と、へーネスは語っている。

新しい監督に新しいスタッフ、新しいシステムに7人の新加入選手、そして2人の若手選手。監督は、自身のサッカー哲学が選手たちに浸透するまで、これからの数週間は忍耐が必要だと理解している。「現在われわれの位置している段階は、準備期間よりも長引くだろう。」と、自ら語っているように。