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3部リーガ戦で復帰

トーニ、また試合を楽しめるように

気温12、13℃と肌寒く、霧雨というさえない天気だったが、ルカ・トーニは天気のことなど気にもとめていない。最初からご機嫌で、やる気満々。メメット・ショルの意向では、ゴールをひとつ決めたらシャワーを浴びに行くこととなっていたトーニだが、実際にはトレーニングの仕上げとなるゲームでフル出場を果たして3ゴールを決めている。また、その後にはシュート練習までこなしている。「ルカはどうしてもプレーを続けたがったんだ。楽しみがなくっちゃ、って言っていたし、実際に楽しんでプレーしていた。」と、ショル。

「チームとの練習は最高だったし、とても楽しめたよ。」と、FCB Ⅱとともに2ユニットのトレーニングをこなしたトーニ。午前中にはキャプテンのトム・シュッツらともトレーニングを行っている。そして、金曜の午後にはヤーン・レーゲンスブルクとの試合が組まれており、トーニは今シーズン初めて試合に出場することとなる。「サッカーはサッカーだ。1部や2部、3部リーガっていうのはあんまり関係ないよ。重要なのは、僕がプレーできるってことだ。またプレーを楽しむつもりだ。」と、トーニ。

バイエルンのスター選手であり、2008年の得点王でもあるトーニだが、文句も言わずにまずはFCB Ⅱできっかけをつかんでプロチームに戻ろうとしている姿勢は非常にプロフェッショナルといえる。「選手たちにこう言ったんだ。ルカ・トーニはW杯に優勝し、トレーニングの間は1時間45分、外から見てるしかないんだ。どんな気分だろうか、ってね。」と、ショルもトーニの殊勝な態度に感銘を受けている。

かつてワールドクラスの選手だったショルがトーニに感心しているのは、トーニのキャラクター(「ルカは非常にオープンでポジティブなんだ。もちろん、誰からも好かれるわけだよ」)とそのサッカーにおける才能だ。「彼は試合を理解しているし、自分が何をすればいいのか分かっている。横に立ったら僕も感銘を受けるよ。身長がほとんど2メートルなんだから、僕の倍ほどもある。それに、ただ大きいだけじゃなく、そのメリットをしっかり活かすことができるんだから、僕らにとっては素晴らしいことだ。」

トーニに習うチームメイト達

アキレス腱が治りきっていなかったせいで1週間前にやっとプロチームの練習に参加できるようになったトーニだが、その彼がよりによってアマチュアチームで復帰を果たしたことをショルは喜んでいる。ショル本人も、数年前に同じことをしているのだ。もちろん、FCB Ⅱの選手たちも有名な選手によってチームに勢いが出ると喜んでいる。「トーニとのトレーニングはとても楽しかったよ。色々勉強にもなったしね。」と語るのはダニエル・シコルスキー。オーストリア人のシコルスキーは、レーゲンスブルク戦でトーニと共に2トップを組むものと見られている。