presented by
Menu
ブットが活躍も

PK献上、PK 2本セーブ、結果は敗戦

落ち着き払ったブットがその落ち着きを失うためには、色々なハプニングが必要となる。プロ選手として14年の経験を誇り、経験すべきことはほとんど全て経験してきた。しかし、1-2でFCBがボルドーに敗れた水曜の夜、さすがのブットもへとへとだったことだろう。

スタジアムで待ち構える報道陣の前を無言で通り過ぎると、その晩のパーティーでも試合についてのコメントも準備できていなかった。ただ、ブット本人の表情からはいくつかのコメントをまとめきれない様子だった。もちろん、フランス王者であるボルドーのPKを2本も止めたのだから、コメントのひとつやふたつはあるだろう。1本目のPKは、ブット自身によるシャマフへのファウルによって与えられたもの。キッカーはグルキュフが務めたが、しかし結果として失敗に終わる(66分)。さらに、直前に投入されたジュシエのPK(88分)もブットは見事にセーブしてみせた。

ブットがやっと口を開いたのは、翌日木曜の朝になってからだ。プロとしてのキャリアの中でも異様な試合展開だったという。「CLでも何本かすでにPKを止めたことがあるけど、1試合で2本というのは、覚えてる限りではこれが初めてだよ。1試合で2本も僕に対してPKが放たれたのもこれが初めてだけどね。」と、ブットはfcbayern.deに語っている。

苛立ちが大きい

通常、2本もPKを止めれば、GKとしてヒーローのような扱いを受けるもの。しかし、もちろんブットはそのようなことを望んではいない。「僕らは試合に負けた。だから、敗戦自体の方が重みを持っているんだ。」と、ブットは最低でも引き分け、1ポイントを獲得できなかったことに苛立っている。

「この敗戦は僕ら自身の責任でもある。1-0で試合をリードした直後、僕らはもはやサッカーというスポーツをしていなかった。簡単にボールを失い、自陣のペナルティエリア付近でファウルばかり犯した。それに、失点に対してしっかりと反応できてなかった。」と、ブットは試合を分析。ボルドーでのこの試合を、ブットはこれからも忘れないだろう。