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「すばらしいファン」

CL敗戦を忘れさせるファンの熱狂

「そこまで早くに立ち直れない。」ルイス・ファン・ハールはミュンヘン空港に到着後、明らかにがっかりしていた。三冠の夢が消えてから数時間、失望感は深かった。悲しみがチーム全体の表情にでていた。

実際は優勝パレードになる予定だったマリエンプラッツまでのパレードを恐怖と受け止めていたものは少なくないだろう。しかしながら2時間後、全く異なる光景が待ち受けていた。バイエルンは笑顔と少しばかりの誇り – 歓喜するファンが取り囲んだ – とともにレオポールドシュトラーセ沿いを通り、マリエンプラッツへと移動した。

ファン・ハールは突然、上機嫌となり笑顔でファンに手を振って応えた。2週間前のお祝いのときと全く違いはなかった。このようにして状況は一変することになる。

お祭り動物と自称する彼は、「今日の朝、もうダメだと考えていた。しかしあなたたちは勝者。信じられない。われわれはまた生き返った」と市庁舎のバルコン上でバイエルンのファンに感謝した。選手たちも「世界一のファン」の好感を信じることができなかった。

アリエン・ロッベンは圧倒されていた。「もちろんわれわれはがっかりしている。だけどファンが自分たちをこのようにお祝いしてくれるのなら、単純に笑わなければならない。これは自分たちが(今季に)残してきた成果。私はここに来て一年目、だけどヨーロッパのベストクラブ。」マルク・ファン・ボンメル主将も信じられないと首を振った。「われわれが勝っていたらどうなっていたかを想像することができない。マドリードよりも盛り上がっている。」

ルンメニゲ、タイトルを約束

カール=ハインツ・ルンメニゲ代表取締役社長は今後、優勝杯をミュンヘンに持ち帰るために全力を尽くすと示唆した。「われわれは1999年、敗れた後にここに立った。ウリ・ヘーネスがチャンピオンズリーグに勝つために全てのことをすると言ったことを思いだすことができる。だから今日、私もそうするんだ。われわれは今後、優勝杯を持って帰るために全てのことをすることになる。このチームはわれわれに今後まだ多くの喜びをもたらすことになる。」この約束は耳をつんざくような歓喜でこたえられた。