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失望感に溢れるバイエルン

「コースから外れた訳ではない」

FCバイエルンの選手、監督、責任者は、デュッセルドルフ市内のレコルトマイスターの宿舎で眠れぬ夜を過ごしたに違いない。その理由は何も空港への出発時間が今朝9:10時と早かったからではない。昨夜ボルシア・メンヒェングラッドバッハで後季開幕戦を1−3(前半0−2)で落としたからだ。敗因の一つ一つが頭をかけめぐり、さぞや眠りを奪ったことだろう。

「とても失望している。強い決意で臨んだが、いくつかのミスにより大きなリードを奪われてしまった」とFCBキャプテンのフィリップ・ラームは54047人の大観衆が集まった満員札止めのボルシア・パークでの試合後に手短なコメントを残した。彼は続けてこう語った。
「ミスが多すぎた。もったいない失点を与えてしまった。罰せられるのは当然だ」
シーズン5敗目を喫したヘルプスト・マイスターだが、ブンデスリーガ第18節を終え、現在も首位の座は変わらない。

冬休み後初の公式戦、バイエルンはまずまずの滑り出しを見せ、いつもどおり良いポジショニングからのパスサッカーを展開し《フォーレン》(《フォーレン・エルフ》、「子馬・イレブン」というグラッドバッハの愛称から)の巧みに編成された守備組織に穴があくのを待ちかまえていた。ところがなんとゴールキーパーのマヌエル・ノイアーのミスから、マルコ・ロイスがこの試合ホームチームの初シュートで先制してしまう(前半11分)。

「申し訳ない。私のパスミスが敗戦の原因となった。当然辛いよ」とドイツ代表の正ゴールキーパーもつとめる彼は、試合後大きな失望感に浸っていた。
「前半は場面場面ではそれほどまずくなかった。だが最初のゴールでグラッドバッハの思惑通りの展開となってしまった」と、鎖骨骨折により2ヶ月半戦線から離脱していた、この試合で公式戦カムバックを果たしたバスティアン・シュヴァインシュタイガーは分析する。

カウンターを得意とするホームチームにとりこのゴールは大きかった。グラッドバッハは規律正しく組織化された守備を見せ、まるで針で刺すかのごとく電光石火の鋭いカウンターで繰り返し反撃。バイエルンのビルドアップでのミスを再びカウンターにつなげ、パトリック・ヘルマンが決め2−0に。
「この試合を決定したのは前半終了間際の2点目だ。こうなると今日のようにすばらしい守備を見せるチームを相手に逆転するのは容易ではない」とハインケスは弁解した。

彼のチームは後半に入りさらに圧力を加えたが、この日のバイエルンはゴール前での突破力と何としてでもゴールを奪うという気迫に欠けていた。試合後のデータを見ると、ミュンヘンのチームはほぼ全ての項目で勝っていた。唯一1対1の場面での勝率が34%と、ハインケスの分析を裏付ける結果となった。
「今日は決定的な場面で競り負けていた」

ミスから学ぶ