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勝って「自信」

FCB — 前季同様、連続無敗を狙う

それは後半21分のできごとだった。気がついた観客は目を疑ったに違いない。第4審判が掲げる掲示板に背番号1が表示されたのだ。ルイス・グスタボとマヌエル・ノイアーが選手交代? それも1−0でリードしている状況で? しかしわずか数秒後に誤解は解ける。第4審判の単なる入力ミスだったのだ。ノイアーはゴールにとどまり、トーマス・ミュラーがピッチを後にすると、サポーターはホッと一息ついた。

終わってみれば、たとえルイス・グスタボが残りの25分間FCバイエルンのゴールを守ったとしても、大して差はなかったかもしれない。ホルガー・バドシュトゥーバーとジェローム・ボアテングを中心に新しく構成されたFCバイエルンの守備陣は、それだけ安定していたのである。VfLヴォルフスブルグはゴールを目掛けて何度かシュートは放ったものの、ドイツのレコルトマイスターの枠を捉えたことは一度としてなかった。この攻撃面では、ミュンヘンの方が格段と上をいき、最終的にはマリオ・ゴメス(後半15分)とアリエン・ロッベン(後半45+2分)のゴールにより2−0(前半0−0)と勝つべくして勝った。

「自信をつけるためには、とてもとても重要だった」と、後季初の勝ち点3を獲得した後、総監督のユップ・ハインケスは語った。グラッドバッハで後季開幕戦を1−3と落としたことにより、その自信が少なからず損なわれていたことは、ヴォルフスブルグと対戦した90分間を通じて誰の目にも明らかだった。
「少し落ち着きが足りなかったが、大事なのは無失点で終えたこと」と監督は分析している。

さらにハインケスは、彼のチームが特に努力面(1対1の場面での勝率54%)と規律面で大幅な進歩を見せたと述べる一方で、ゴールゲッターのゴメスが立ち上がりに掴んだ大チャンス(前半19分)をものにできなかった点は悔やまれると語った。
「早い段階でリードを奪えていたら、心地よい、くつろげる午後になっていただろうに。今回はそううまくははかどらなかった」
キャプテンのラームもまた、もっと良いサッカーはできると、似通ったコメントを残している。
「リズムを完全に掴むにはまだ少し時間がかかる」

FCB ―「全て自分たちの手の内にある」

守備的な陣を構えた《ヴェルフェ》(「オオカミたち」というヴォルフスブルグの愛称)を相手に見せたのが、たとえ「輝かしいパフォーマンスとは無縁のもの」(クリスティアン・ネルリンガー)であったとしても、ホームで今季8度目の白星をあげ、FCBは勝ち点で並ぶドルトムントとシャルケを凌ぎ引き続き首位に立つ。さらにドイツのレコルトマイスターは、得失点差でも依然としてライバルに4点差(ドルトムント)と12点差(シャルケ)をつけている。
「トップにいると、他のチームを気にかける必要はない。全て自分たちの手の内にある」とラームは説明する。

引き続きこの状況を維持するためにも、FCBは連続無敗試合の幕を切って落とすことを願っている ― 初戦を落とした後、2戦目を接戦の末制し、その後13試合連続で無敗をキープした前季と同じように。
「確かに状況は非常に似ているようにも見える」とスポーツディレクターのネルリンガーは言う。ドイツ代表もつとめるトニー・クロースは「またそれを繰り返せること」を願っているが、そのためには「もう少し上達しなければならない」そうだ。

「高いプレッシャー、大きなストレス」