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184回目のダービーマッチ

FCB、ニュルンベルグで連勝街道継続を目指す

負荷と休養の絶妙なバランス ― トレーニング科学において重要な役割を果たす原理だ。それによると人体組織は、これに実効(運動)負荷がかかった後には、次回に同程度の負荷をかけられるようになる前に、回復のために一定の時間を要するという。中二日でひっきりなしに試合が続くこの大事な時期に、果たしてそのバランスをうまくはかれるのか、バイエルンのユップ・ハインケス監督の腕の見せどころだ。

「連戦続きで回復にあてる時間がほとんどない。それがことを難しくしている」と《フスバルレーラー》(「サッカー教師」、ドイツサッカー協会認定最高指導者ライセンス保持者の称号)は、28日(水)オリンピック・マルセイユとのチャンピオンズリーグ準々決勝を2−0で制した後に述べた。その僅か3日後、彼のイレブンのスケジュールには、1.FCニュルンベルグでの184回目の《バイエルン=フランケン・ダービー》(隣接するバイエルン地方とフランケン地方のチーム間で行なわれる決戦)が組まれている(31日(土)15:15よりFCBライブティッカー及びにFCB.tvのウェブラジオにて放送予定)。ミュンヘンのチームは、敵地で2005年以来の勝利をおさめ、首位ボルシア・ドルトムントに食らいついていこうとしている。

「我々は我々の試合だけに集中する。それ以外のことは、我々の思い通りにはならないのだから」とハインケスは述べ、そのために本日金曜もスタメン組には再びリカバリー重視のメニューを指示している。トーマス・ミュラーもこう述べた。
「自分の限界との戦いだが、それも仕事のうち。その代わり、週2回のペースで試合が続く間はリカバリー重視で練習量が減るけれど」
彼によると幸いFCBには「すばらしい医療チーム」がついており「完璧にケアーしてくれる。だから全ての試合にベストで臨める」そうだ。

というわけで、スタメンの大半は本日金曜、理学療法士のケアーを受け、グランドでの最終調整はそれ以外の選手達で行うことになった。
「これまでも常に選手達は、いざというときには集中力を発揮し、完全に回復した姿を見せている。だから土曜の試合にも、何の心配もしていない」とハインケスは、現在リーグ11位とのアウェー戦を前に語っている。
「彼らとて、降格争いに巻き込まれたくはないだろう。ニュルンベルグでは非常に厳しい試合となる。だがそこで勝つだけの質が我々にはある」

勝利あるのみ

「今こそ高い集中力をキープしなくては。それがポイント。これからの4〜5週間は、肉体的にも精神的にもきつい時期が続く。だがチームも、今年は数多くの成果を達成できることを分っているだけに、私も、この土曜にはニュルンベルグでまたやってくれると確信している」と述べたスポーツディレクターのクリスティアン・ネルリンガーは、チームが公式戦連勝記録をさらに延ばしてくれると信じている。

「相手を見くびったりはしない。厳しい試合になる」と、代表取締役社長のカールハインツ・ルンメニゲも語った。
「ドルトムントにこれ以上水を開けられないようにするためにも、勝てるように頑張らなくては」
主将のフィリッピ・ラームにしても、フランケン地方の中心都市であるニュルンベルグでは「勝利あるのみ」だ。しかしトーマス・ミュラーも「チャンピオンズリーグのあのようなビッグマッチの後、ブンデスリーガで闘志と情熱を前面に出してくるチームとアウェーで戦うのは、重い任務」であることを承知している。

FCニュルンベルグ、宿題は済ませておいた

フランケン地方のチームは現在3連敗中、降格制度で入れ替え戦に臨む順位まで、勝ち点差が後わずか4だけと貯金を切り崩してきているが、ダービーマッチが待ち遠しいという。
「ブンデスリーガのいつもの試合とはわけが違う」と、バイエルン戦では負傷中のフォワード、アレクサンデル・エスヴァイン抜きでの戦いを余儀なくされているディーター・ヘッキング監督は認めている。エスヴァインの穴は、おそらくチェコ出身のトーマス・ペクハルトが埋めることになるだろう。それ以外では、0—1で敗れたアウェーのVfBシュトゥットガルト戦のメンバーを入れ替える気は、ヘッキングにはなさそうだ。

「そうする理由が一つもない」とフランケン地方のチームの指揮官は述べ、次のように強調した。
「宿題は済ませておいた。相手の戦い方は把握している」
ミュンヘン戦には「情熱、勇気、そして規律」が必要だ、と彼は語気を強めた。
「勝ち点も少しは貯金しておきたいし、前季のように恐ろしさで身をすくめたりはしない」
昨年10月の対戦ではニュルンベルグが0−4で敗れている。31日(土)の対戦、FCBはたとえ1−0のぎりぎりの勝利であっても、間違いなく満足できるはず、その後は再び回復に集中すればよい。