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チャンピオンズリーグ準々決勝

FCB《厳しい戦い》を予想

27日(火)ミュンヘン国際空港ではストライキが実行された。グランドスタッフが業務を停止、その影響で電光掲示板の多くのフライトに「欠航」の二文字が点滅表示された。例えばミラノ行きやマドリード行きは全便欠航、しかしマルセイユ便は予定通り運航された。FCバイエルンは、チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグ、対オリンピック・マルセイユ戦(28日(水)20:45よりライブティッカー及びにウェブラジオにて放送予定)のキックオフを前にして、すでに最初の難関を突破した訳だ。

「チームが空港で何時間も足止めされていたら、笑いごとでは済まされなかった」と代表取締役社長のカールハインツ・ルンメニゲは述べた。フィリップ・ラーム主将以下、チームの面々は最悪の事態を免れた。ドイツのレコルトマイスター用に準備されたルフトハンザの臨時便は、11時14分、188人の乗客(選手、コーチングスタッフ、マネージャー、フロント、メディア関係者、スポンサー)を乗せ、明日水曜夜、公式戦では初対決となるFCB対オリンピック・マルセイユの試合が行なわれる南フランスへ向けミュンヘンを飛び立った。

バイエルン陣営には、楽観的な空気が漂う一方で、慎重さも失われてはいない。メディアの中には、レアル・マドリードとのCL準決勝の可能性についてすでに報じているところもあが、正にそうした楽観視こそ命取りにつながりかねない。
「今の空気は気にかかる。マルセイユ戦は厳しい戦いになる」とアリエン・ロッベンは語った。ルンメニゲはチームに「高い集中力と相手に対する敬意をもって挑め」と呼びかけている。国内リーグでは9位と低迷しているとはいえ、マルセイユを甘く見るのは「大きな過ち」であり、こう語った。
「あっさり勝てると思うほど、我々は傲慢ではない」

レアルでもバルサでもないが、危険なチーム

ユップ・ハインケス監督は昨日月曜よりオリンピック・マルセイユ対策に集中的に取り組んでいる。ビデオを繰り返し見て研究し、彼はこう結論づけた。
「とても良い(印象)。ホームではハートのこもったプレーをするし、高い集中力も兼ね揃えている。厳しい戦いになる」
特に高いフィジカルを誇るチームだとハインケスは明かし、中には「すばらしいテクニシャン」もいるという。マリオ・ゴメスはこう述べた。
「マルセイユは、レアルやバルサほど有名では無いが、それでもとても高い質を備えている」

チャンピオンズリーグでここ2シーズン、ホームでは2点以上の失点を献上したことのないマルセイユに対して敬意を示す一方で、FCバイエルンは明日水曜夜、良い結果を残し、準決勝進出へ向けての布石を打つことを目指している。
「我々の目的は勝ち進むこと」とルンメニゲは言う。スポーツディレクターのクリスティアン・ネルリンガーにしてみれば「チャンピオンズリーグのアウェーマッチでの引き分けは、堅実な足固め」だそうだ。

FCB、「熱狂的な雰囲気」を覚悟

勝利への鍵は、ここ数週間の好調ぶりを発揮できるかにある、とルンメニゲは言う。
「あれはすばらしかった! この調子を維持し、アウェーゴールをもぎ取らなければ」
俊足サイドアタッカーのロッベンは、チームメートに「最初の一分から」全神経を集中させるよう呼びかけた。というのも「熱狂的な雰囲気」の中での戦いになるからだ。2016年の欧州選手権に向け改装工事中のスタッド・ヴェロドロームは、4万人のサポーターで埋め尽くされると予想される。

ケガのため古巣への遠征への同行を見送ったダニエル・ファン・ボイテンによると、マルセイユの雰囲気は「ナポリと似ている」そうだ。マルセイユのディディエ・デシャン監督も、その雰囲気には期待を寄せているようで、こう明かした。
「熱狂的な雰囲気に期待する。我々のパワーになるだろう」
もっとも元フランス代表のデシャンによると、それ以前の話として、彼のチームはここ最近のパフォーマンスとは別のレベルのサッカーを展開する必要があるそうだ。

シュヴァインシュタイガー帯同

デシャンはこの試合に主力2人を欠いて挑むことを余儀なくされている。2枚目のイエローカードで退場した守護神スティーブ・マンダンダは、出場停止処分を受けている。センターバックのスレイマン・ディアワラの場合は、欠場理由が二つ重なった。イエローカードの累積で出場停止処分を受けているセネガル出身のディアワラは、先週末の試合中に十字靱帯を断裂、1週間後に控えているリターンマッチの欠場も確定している。

一方FCBのユップ・ハインケス監督は、リハビリ中のダニエル・ファン・ボイテンとブレーノを除き、全ての選手からメンバーを選ぶことができる。フランス第2の都市へ向かう機内には、最近足の炎症により離脱していたバスティアン・シュヴァインシュタイガーの姿もあった。

「バスティアンは一昨日から問題なく、練習で良いパフォーマンスを見せているため、最終調整にも参加する」とハインケスは述べた。ドイツ代表の彼が、レコルトマイスターのメンバー18名の中に名を連ねるかどうかは、当日決まるようだ。いずれにせよチーム構成によらずFCBは、今回のフランス遠征の決着をつける第2の難関も乗り越えて行くだろう。