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「好機を窺い、待ち受け、願っていた」

ゴメス、MVP的活躍で1ダース目のゴールを決める

最後の一秒までハードワークを続けた ― そして倒れ込みながら決めた。
「フォワードがすべきことをしたまで、足を伸ばして」とマリオ・ゴメスはアリアンツ・アレーナが地響きで揺れた後半45分のそのシーンを説明した。フィリップ・ラームがゴール中央へグランダーのクロスを送ると、FCバイエルンの《トレロ》(ドイツ語「トール」(ゴール)とスペイン語「トレロ」(闘牛士)をもじったゴメスのニックネーム)がレアル・マドリード戦を2−1とする決勝ゴールを決めた。
「信じて飛び込んだだけ、必ず来ると思ったから。体のどの部分で決めたのかすら覚えていない」と述べたゴメスの膝辺りに当たったボールはゴールへと吸い込まれていった。

それにより26歳のゴメスはチャンピオンズリーグ通算12ゴール目をマークした。これは、1992年に導入されたチャンピオンズリーグでは、これまで得点王に輝くのに足りていた記録であり、長年にわたり最多得点数でもあった。2003年にはルート・ファン・ニステルローイがマンチェスター・ユナイテッドで1ダースのゴール、すなわち12ゴールを決め、昨シーズンではFCバルセロナのリオネル・メッシも同じ記録を達成した。しかし年間最優秀選手賞を3年連続で受賞中のメッシは今季、明日18日(水)の準決勝ファーストレグ、対FCチェルシー戦を前にすでに14ゴールを決めている。だがゴメスはそもそも自分をメッシと比較するほど「愚か」ではないと語っている。

昨日17日(火)の夜のレアル戦で、昨季のブンデスリーガ得点王のゴメスは長い時間にわたりゴールネットを揺らすことができなかった。
「それまでのシーンでは、ついていない部分もあった。ゴールを決められるチャンス、決めなくてはならないシーンもあったかもしれない」とスペイン人の祖先を持つストライカーは述べ、至近距離からクロスバーの上へ外した後半26分の得点チャンスを思い起こしてこう続けた。
「セルヒオ・ラモスがボールを足下へ出してくれた時は、集中力を少し欠いていた。というのもその前にトーマス・ミュラーと激しく接触していたからだ」

しかしゴメスは決して諦めなかった。
「最後までゴールを決めれると信じていた。とても、とても調子が良かったから。好機を窺い、待ち受け、願っていた、最後の一分まで。それが実を結んだ」
それにより公式戦46試合で通算40ゴールを決めたゴールゲッターの「あり得ない」ほどのファイトをユップ・ハインケス監督は称賛してこう述べた。
「(彼のハードワークは)決勝点と言う形で報われた。リベリーと共に本日のMVPだ」