presented by
Menu
「真剣なパフォーマンス」

バイエルン、ホームでのリーグ最終戦勝利を祝う

「2011/12年シーズン 熱い声援をありがとう!」と書かれた特大の横断幕を抱え、FCバイエルンの選手達はブンデスリーガホーム最終戦を終えサポーターに感謝の意を表した。チャンピオンズリーグ決勝進出を決めた3日後、満員札止めのアリアンツ・アレーナに集結した69,000人の大観衆は、青空の下、お祭り気分でVfBシュトゥットガルトとの南部ダービー戦を観戦、華々しさこそなかったものの2-0(前半1-0)という順当な結果に満足し、勝利を喜んだ。

「我々はとても真剣なプレーを披露した」とシュトゥットガルト戦後に述べたスポーツディレクターのクリスティアン・ネルリンガーは、5月5日(土)に行なわれる1.FCケルンとのシーズン最終節へ向けてこう語った。
「来週も我々に期待してほしい」
ネルリンガーは、PK戦までもつれ込む消耗戦となったマドリードでのドラマの後「再びとても集中してプレーした」点と、「これまであまり出場機会に恵まれなかった選手達で、VfBシュトゥットガルトと互角以上に渡り合い、しっかりと勝つことができた」点が特に嬉しい収穫だったという。

ここ10試合負け無しでリーグ5位まで順位を上げてきたシュトゥットガルトとの一戦で、ユップ・ハインケス監督は、マドリードでの120分間の消耗戦で心身共に疲れ果てていた戦士たちの多くを温存。日本の宇佐美貴史が先発出場を果たす一方、マヌエル・ノイアー、フランク・リベリー、そしてコンディション不良を訴えていたジェローム・ボアテングはメンバー入りすらしなかった。ほかにもフィリップ・ラーム、バスティアン・シュヴァインシュタイガー、アリエン・ロッベン等の主力選手は、ベンチスタートとなった。

だがそれでも試合開始からFCBの方が「動きも良く勝っていた」とストライカーのマリオ・ゴメスは試合後分析している。
「今日は水曜の試合を感じさせないパフォーマンスを見せ、勝つべくして勝った」
前半32分、チームプレーに徹したトーマス・ミュラーのアシストからゴメスが今季通算26ゴール目を決めて先制したバイエルンは、後半ロスタイム(後半45+2分)にこの試合ハードワークが目立ったミュラーが一ヶ月少々ぶりのブンデスリーガゴールを決め2−0で勝利を飾った。

「水曜のビッグイベントを終え、(今日は)勝利という義務を果たせてホッとしている。観客にとっても良い試合だったと思う、終わってみれば良い勝利だった」とミュラーは述べる一方で、「VfBにもチャンスはあった」という。試合前、後季通算37ゴールとリーグ戦後季最強の攻撃陣を誇ったシュトゥットガルトを無得点に抑えて返り討ちにできたのは、ゴールキーパーのヨルク・ブットの手柄でもあった。彼は、ブンデスリーガで自身387戦目のおそらくは最後となろうこの試合でも、相手を完封してみせた。

「今日は彼のおかげで勝てた」とゴメスがFCBのセカンドゴールキーパーを称賛すると、ミュラーはこう付け加えた。
「彼のセービングはずば抜けていたよ」
岡崎慎司のヘディング(前半36分)、ヴェダド・イビセビッチのビッグチャンス(前半38分)と、立て続けに「ファインセーブ」(ハインケス)でチームを同点の危機から救った37歳のブットは、このホームでの引退試合ではなんとチームをキャプテンとして率い、試合後には「ブット、ブット、ブット」とファンのシュプレヒコールで祝福された。

ブット、「輝かしい最後」を期待