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「この好調さは、まるで昨秋のよう」

バイエルン流:喜んだら気持ちを切り換え勝ち進む

試合終了のホイッスルが鳴り響くと、会場に集まった観客は数分にも及ぶスタンディングオベーションとシュプレヒコールで、この試合でMVP的な活躍を見せたイヴィチャ・オリッチを祝福した。カールハインツ・ルンメニゲもチームに対して脱帽。オリンピック・マルセイユとのホーム戦を2−0(前半2−0)で勝利し、堂々とチャンピオンズリーグ準決勝進出を決めた後、「チームは賞賛に値する。すばらしい試合を見せ、常に主導権を握り、当然の結果として準決勝進出を決めた」とFCBの代表取締役社長は述べた。
「今は観客であることを心行くまで楽しんでいる。この好調さは、まるで昨秋のようだ」とウリ・ヘーネス会長も絶賛した。

それもそのはず、満員札止めのアリアンツ・アレーナに集まった66,000人の観衆の目の前で、バイエルンは公式戦8連勝を飾りその強さを再び見せつけたのだ。ファーストレグを2−0で先勝したバイエルンは、前半にオリッチが決めた2ゴール(前半13分、37分)で、準決勝進出に対して人々が抱いていた最後の疑問をハーフタイムの前に吹き払った。この時間帯、バイエルンは分刻みに好機を作っていた。得点差がそれ以上開くのを妨げたのは、マルセイユの守護神スティーブ・マンダンダとゴールポスト(前半33分)だった。

ヘーネスは「我々はすばらしいサッカーをしている」と語り、こう続けた。
「チームは自信を取り戻し、一丸となり豊富な運動量でプレーしている」
ユップ・ハインケスも自身のチームのパフォーマンスを「長時間にわたり安心」して見ていられたそうだ。唯一不満を挙げるとすれば、マルセイユがあと一歩で先制点(前半12分)を決めたシーンだという。
「もし入っていたら、少しはやり辛くなっていただろう」と、トニー・クロースも認めている。
「でも先制してからは、遅くとも追加点を決めてからは、ペースを落として、少しでも体力を温存することにした。楽勝だったよ」

ハインケスのローテーション作戦は ― この試合はマリオ・ゴメスとアリエン・ロッベン等に休養を与えた ― またしてもはまり、おまけにイエローカードの累積による出場停止にリーチがかかっているFCBの選手4名(ボアテング、クロース、グスタボ、ミュラー)のうち、誰一人として警告を受けることなく準決勝ファーストレグに出場可能である、という意味からも、昨夜は特別なバイエルン・ナイトとなった。
「この時期に、選手全員を活かしながらメンバーを構成できることがどれほど重要であるか、言うまでもない」と、ヘーネスは指揮官を賞賛する。
「ユップ・ハインケスは、実にファンタスティックに選手をローテーションさせている」