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ロッベン、ピンチ

ドイツ、ユーロ準々決勝進出目を指す

ユーロ2012のグループステージは、いよいよクライマックス。グループBでは、8名のバイエルン勢を含むドイツ、アリエン・ロッベン率いるオランダ等が運命の時を迎える。最終戦の対デンマーク戦で、引き分け以上で準々決勝進出が決まるドイツ(勝ち点6)に対し、大会優勝候補にあげられていたオランダ(勝ち点0)は、ポルトガル(勝ち点3)相手に、グループリーグ敗退を阻止すべく全力で挑むことになる。

しかしワールドカップ3位のドイツとて、強敵デンバーク相手に勝ち点を取りこぼしでもしようものなら、同時進行のもう一試合の結果次第では、準々決勝に進めないことになるかもしれない。おそらくは、30度になると予想されるウクライナのリヴィウで、ヨアヒム・レーヴ代表監督率いるドイツが0-1もしくは1-2で敗れると同時に、ポルトガルがオランダを下すと、ドイツの敗退は決定する。

計算したくない

「我々の状況は至って明白。予選通過が100%確定していないことは百も承知。とても難しい試合が我々を待ち受けている」とレーヴは強調した。
「いろんな可能性を計算してみると、あっけなく敗退が決まってしまうこともある」とチームマネージャーのオリバー・ビアホフも注意を呼びかけた。一方選手たちは、計算などしたくもない様子、準々決勝進出をかけた戦いでは、自分たちが最も有利な状況下にあると主張した。

「勝ち点1を獲得すれば、1位をキープできるというのは、精神的に楽だ」とディフェンダーのマッツ・フンメルスは語った。累積出場停止となるボアテングを除き、22名の選手からメンバーを選ぶことができるレーヴ監督は、新たに右サイドバックを努めるのはベネディクト・ヘーヴェデスかラルス・ベンダーのどちらかだと明かした。センターバックのホルガー・バドシュトゥーバーも次のゲームは注意が必要だ。デンマーク戦でイエローカードをもらうと、バドシュトゥーバーは準々決勝で出場停止となる。

データ上はポルトガル優勢

一方のオランダは、グループステージ最終戦となる対ポルトガル戦で「オール・オア・ナッシング」(ウェズレイ・スナイデル)の戦いが控えている。既に2敗を喫しているワールドカップ準優勝国のオランダは、少なくとも2点差でポルトガルを下し、かつ同時進行で行なわれるドイツ対デンマーク戦でドイツが勝利することが予選通過の条件となる。

「僅か2年前にはワールドカップ決勝の舞台に立っていた。それが今度は予選敗退だと?あってはならないことだ」とスナイデルは述べた。
「私はこのチームで結果を残したい。だからこそ敗退について考えるのではなく、これから何を成し遂げられるか、残された可能性に思いを馳せている」とロッベンはポルトガル戦への意気込みを見せた。ドイツ戦に1-2で敗れたオランダのベルト・ファン・マルヴァイク監督は、既に選手を入れ替えることを宣言している。クラース=ヤン・フンテラールがロビン・ファン・ペルシーの隣で先発起用されることが予想される。

しかし、過去のデータを見比べると、ロッベン率いるオランダは、ポルトガルを大の苦手としている。過去10回の対戦で、《オランイェス》(オレンジ色のユニフォームに因んだオランダの愛称)は僅かに1勝。2006年ワールドカップ、ドイツ大会での決勝トーナメント一回戦、その2年前に、ポルトガルで開催されたユーロ2004での準決勝、そして2002年の日韓ワールドカップ等々、オランイェスはいずれもポルトガル戦を最後に大会から姿を消している。オランダは、大舞台でのポルトガル戦では、常に敗れているのだ。