presented by
Menu
ゴメス2得点

ドイツ、ワールドカップ準優勝国オランダに勝利

ポーランド・ウクライナ共催のユーロ2012、ドイツ代表は準々決勝に向けて一歩一歩確実に突き進んでいる。初戦を1-0で勝利し白星スタートを切ったドイツは、ポルトガル戦から4日後の本日12日(水)夜、グループステージ第2試合の対オランダ戦を2-1(前半0-0)で制し、2勝目を飾った。これによりドイツは勝ち点を6に伸ばし、グループBの単独首位に躍り出た。一方ワールドカップ準優勝国で本大会優勝候補のオランダは2敗目を喫し、まさかのグループステージ敗退の危機に陥った。

ウクライナのハルキウでは、36,000人の観衆の目の前で、バイエルンのゴールゲッター、マリオ・ゴメスが本大会通算2ゴール目と3ゴール目を前半24分と38分に決め、ドイツに2-0のリードをもたらした。オランダは後半に入り、ロビン・ファン・ペルシーのゴール(後半28分)で一点返すのが精一杯だった。ドイツはデンマーク(勝ち点3)相手のグループステージ最終戦で勝ち点1以上を獲得すると準々決勝進出が決まる一方で、オランダは生き残る小さな可能性を賭け、ポルトガル(勝ち点3)戦では勝利が絶対条件となる。

7名のバイエルン勢が再び先発入り

「オランダはすばらしい攻撃を展開していただけに、最後の最後まで接戦となった」とMVP的活躍を見せたゴメスは、30度近い気温の中試合が行なわれたハルキウのスタジアムで、試合後に述べた。
「勝ててホッとしている。簡単にはいかず、重労働だった」と語ったシュヴァインシュタイガーは、ゴメスに教科書通りのラストパスを2本供給、この試合で2アシストを記録した。

レーヴ監督はこの試合もポルトガル戦のウィニングチームを変更無しで先発起用、バイエルンからは再び7名の選手がスターティングイレブンに名を連ねた。バイエルン勢で唯一ベンチスタートとなったトニー・クロースは、ポルトガル戦同様に試合終盤に途中出場。アリエン・ロッベンと元FCBキャプテンのマルク・ファン・ボメルは《オランイェス》(オレンジ色のユニフォームに因んだオランダ代表の愛称)で先発出場を果たした。

ミュラー→シュヴァインシュタイガー→ゴメス

この試合好スタートを切ったのはオランダだった。ファン・ペルシー(前半7分)がいきなりチャンスを掴むが、ダイレクトボレーはバイエルンの守護神マヌエル・ノイアーに阻まれる。その僅か60秒後には、ピッチ逆サイドでメスト・エジルのシュートがポストに弾かれ、こぼれ球はマーテン・ステケレンブルグにキャッチされる。しかし、この日のドイツは2度目の好コンビネーションを活かし、先制点を奪うのに成功した。トーマス・ミュラーからボールを受けたシュヴァインシュタイガーがすばらしいスルーパスを通すと、ゴメスがこれをしっかりとゴールイン(前半24分)、チームに先制点をもたらした。

誰もが2点目を確信した前半37分、ホルガー・バドシュトゥーバーはエジルのフリーキックをゴール手前4メートルからフリーでヘディングするが、ボールはステケレンブルグ真っ正面。だがオランダ、安息の時はほんの束の間に終わった。そのわずか一分後、オランダの守護神は再びゴメスに2ゴール目を奪われてしまう。角度のないところからのゴメスのシュートは、ファーポストすれすれに決まった。ゴメスが代表戦で2得点を決めたのは、今回で4回目となる。

デンマーク戦はボアテング抜き

後半に入るとオランダのベルト・ファン・マルヴァイク監督は勝負に出る。ブンデスリーガ得点王のクラース=ヤン・フンテラール、ラファエル・ファンデルファールトと、フレッシュな攻撃陣2名を一挙に投入。終盤戦にはさらにディルク・カイトを途中出場させたが、ファン・ペルシー(後半28分)が一点返すのが精一杯。ドイツは運を味方につけ、経験を活かし、小さなリードを守り抜いた。

「全体的には良い守備ができた。後半は運動量が減り、危ない時間帯もあった」とこの試合も大活躍を見せたジェローム・ボアテングは試合を振り返る。この試合で通算2枚目のイエローカードを受けたボアテングは、グループステージ最終戦のデンマーク戦は出場停止となる。
「当然ながらとても辛いよ。だが重要なのは我々が勝ったこと」とボアテングは続けた。

「すごい神経戦だった。素晴しい2チームを相手に勝ち点6を獲得できた。これ以上求めるものはない」とゴメスはここまでの結果をポジティブに捉えている。
「2歩目を繰り出したけど、デンマーク戦も勝ちにいく。ドイツとしては当然のことだ」とシュヴァインシュタイガーは今週日曜に控えた決戦を前に意気込みを見せた。