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ドネツクの決戦は2-0

リベリー率いるフランス、ティモのウクライナに勝利

ウクライナ対フランス。それともアナトリー・ティモシュチュク対フランク・リベリーと言うべきか。15日(金)夜、グループDの第2試合、2人のバイエルン選手がドネツクのフィールドで顔を合わせた。最終的には素晴しいパフォーマンスを見せたリベリー率いるフランスが力の差を発揮、決戦を見事制した。試合の分かれ目となったのは、後半立ち上がりの2得点(後半8分メネズ、11分キャバイエ)。グループDを勝ち抜いて準々決勝へ進出するチームが決まるのは、19日(火)のグループステージ最終戦まで持ち越されたが、フランス(勝ち点4)とウクライナ(勝ち点3)の両チームは共に自力突破の可能性を残している。

ドネツクの決戦の幕は、文字通り電撃的に切っておとされた。ユーロのためにリニューアルされたドネツクのスタジアムに両国の国歌が鳴り響いたあたりから、アリーナ上空は風雲急を告げ、すさまじい雷鳴がとどろきわたり、稲妻が駆け巡り、バケツをひっくり返したような猛烈な豪雨となり、サッカーをするなど、およそ考えられない状況となった。ビヨルン・クイペルス主審(オランダ)は、キックオフの笛こそ吹いたものの、その僅か4分後には再び吹笛、試合を中断。欧州選手権では初めてのできごとだ。

リベリー、圧倒的な存在感

一部びしょ濡れになった観客を1時間近くも待たせた挙句、試合はようやく再開した。49,000人の観客は、前半ゴールこそ見られなかったが、公式戦では5回目の顔合わせとなる両国の対戦は決してつまらないものではなかった。主導権を握ったのは経験を活かしたフランス。特にリベリーは、幾度も素早いサイド攻撃を仕掛け、相手のペナルティーエリアを当惑させた。フィニッシュの場面で集中力を欠くフランスに、ユーロホスト国のウクライナはカウンターで応戦した。