presented by
Menu
トレーニング、テストマッチ、ポジション争い

撮影会も全力投球

「顎を引いて… はい、チーズ!」
それを合図にバイエルンの選手たちは満面の笑顔を作り、カメラのシャッター音が一斉に鳴り響く。30日(月)朝、数えきれないほど同じ場面が繰り返された。本日月曜にはゼーベナー・シュトラーセで今季のFCB公式撮影会が行なわれ、選手たちには今一度全力投球が求められた。

準備されたのは、19種類ものセット。スポンサーやメディア用の個人やグループ写真に加え、全員の集合写真が駐車場、練習場、多目的ルームで、次々と撮影された。ときには小道具を使い、ときには歓喜のポーズで。集まった30名ものカメラマンは、選手たちに高い集中力と完璧な笑顔を求め続けた。撮影に要した時間は、これまでの新記録ではないかと思われる55分。悪夢のような撮影会を無事に終えた選手たちは、日常の生活に、すなわち練習に戻っていった。

「そんなに緊張するわけではないが、もう十分。早く練習したい」と、他の選手と同様、実にプロフェッショナルに一つ一つのシーンをてきぱきとこなしたトム・シュタルケは述べた。
「シーズン開幕前だから仕方ない」と語ったシェルダン・シャキリは、前所属クラブのFCバーゼルでも似たような経験をしたそうだ。
「あそこでも撮影会はあった。でもこれほど忙しくはなかったけれど」

「うまくオーガナイズされていて、あっという間に終わったよ。すぐに切り替えて、練習に集中できる」とダニエル・ファン・ボイテンは語った。それも無理はない。FCバイエルンでは本日月曜からプレシーズントレーニングの5週目に入るが、メインイベントは言うまでもなくトレーニング。ユップ・ハインケス総監督は今日もチームに2部練習を課している。

「とてつもなく質が上がった」と、少し前にチームに合流したドイツ代表組を見やりシュタルケは語った。これで選手が揃ったわけだが「みな、それが何を意味するのか、きちんとわきまえている。その気持ちがひしひしと伝わってくる。他の選手も自分と同じポジションでの出場を狙っていることは、みな百も承知。だから練習も激しくなる。良いことだ」

トレーニングとは別にバイエルンは今週テストマッチを4試合組んでいる。31日(火)夜には、インゴルシュタットで《ドイツ南部パウラーナーカップ》に参戦、翌水曜にはカイザースラウテルンとのアウェイ戦。ハイライトは週末のハンブルグでのリーガ・トタール・カップだ。4日(土)にはヴェルダー・ブレーメンと、5日(日)にはハンブルガーSVまたはボルシア・ドルトムントと対戦する。

「開幕戦が刻々と迫って来ている。だから本番に近い試合をこなすことは重要だ」とシャキリは週末の大会を楽しみにしている。4試合というと「多く聞こえるけれど」と言ったシュタルケは「登録選手数も多いし、2人の怪我人以外は全員参加できる。心配しなくても監督がローテンションさせるだろう」と付け加えた。このため本日の撮影会に限らず、今週は選手一人一人がスポットライトを浴びる機会が増えそうだ。