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「吉兆」

バイエルン・マシン「オイルはきちんと行きわたっている」

急いでシャワーを浴び、荷物をまとめ、そしてバスへ。バイエルンは急ぎ足で試合終了から一時間も経たぬうちに、「良い気分」と「ほほえみ」(トーマス・ミュラー)を手荷物に詰め込み帰途についた。それもそのはず ― FCバイエルンは、25日(土)午後、完璧なシーズンスタートを飾ったのだから。
「狙い通りとなった。何ゴールか決めて、無失点に抑えること。義務は果たせた」
ゴールキーパーのマヌエル・ノイアーはアウェーでのグロイター・フュルト戦を3-0で制した後、こう語った。

終わってみれば、ミュラー(前半43分)、マリオ・マンジュキッチ(後半14分)、フュルトのトーマス・クライネ(後半34分)のオウンゴールと、FCBが3点を奪い、50周年を迎えたブンデスリーガのシーズン開幕戦で快勝した。ユップ・ハインケス総監督は試合をこう総括した。
「我々は、今季目標を高い所に定めている。チームも目標達成に燃え、モチベーションは高い。みな普段から良い仕事をしているだけに、この結果も何も不思議なことではない」

スポーツディレクターのマティアス・ザマーは、チームは「とてもプロフェッショナル」な試合運びを見せ「弱みを全く見せなかった」とコメントした。
キャプテンのフィリップ・ラームは「今後が楽しみだ」と語り、また「バイエルン・マシンにはオイルがきちんと行きわたっていた」ように見えたという主力のノイアーは、チームにこう要求した。
「今後もコンスタントにパフォーマンスを発揮せねば。長いシーズンは始まったばかりなのだから」

レコルトマイスターにとっても数多くの難題が待ち構えるシーズンになることは間違いない。フュルトも、特に前半はミュンヘンのチームに必死に対抗してみせた。ブンデスリーガ1部に昇格したばかりのフュルトは、ディフェンスラインを低く保ち、スペースを消すことで、バイエルンにほとんどチャンスを与えなかった。
「結果は良かったが、長い間苦しんだのも事実」とザマーもフュルトの健闘を称え、ブンデスリーガ開幕戦で課題が見えたと認めた。

ハインケス監督によると、前半終了間際にミュラーがつめた先制点が「非常に重要」だったと言う。ブンデスリーガの試合で初めてバイエルンベンチに腰を下ろしたザマーは、何より「セットプレーから得点できたこと」を喜んだ。ブンデスリーガで最後にセットプレーから得点が生まれたのは、なんと3月まで遡り、アウェーでのベルリン戦のことだっだ。
「グロイター・フュルトを称賛したい。ホームでは今後もいろんなチームを苦しめるだろう」とアリエン・ロッベンは、ホームチームの勇敢なパフォーマンスに称賛の言葉を贈った。

後半に入るとバイエルンのコンビネーションサッカーが機能し始めた。というのもフュルトが「少しずつリスクを犯して」攻撃に転じ始めたことで、ミュンヘンにスペースが生まれたからだ。そしてレコルトマイスターは新たなスペースをすかさず「残酷にも、すばらしい個人力で活かしてみせた」(マイク・ビュスケンス)。ハインケスは、「とてもクレバーで、絶妙で、賢明なプレー」ができたと評価し、3-0で試合終了のホイッスルを迎えると「もっと点差を広げることもできた」と試合を振り返った。

ザマー、「攻撃のバリエーション」に手応え

実際に、途中出場したクラウディオ・ピサーロもバスティアン・シュヴァインシュタイガーも、絶好の得点機を掴んだし、またフュルトの守備陣営もメチャメチャにかき乱されていた。
「後半は実力差が歴然だった」とノイアーは述べ、ザマーは「攻撃のバリエーションが増えて良かった」と手応えを感じていた。