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インタビュー:ハインケス

「伸び代はまだある」

国際Aマッチによる中断期間に入り、FCバイエルンのゼーベナー・シュトラーセでの練習は、ほんの一握りのプロ選手達で行なわれている。本日水曜の午前練習では、7名の選手達が姿を現した。後は代表に招集されているか、トレーニングセンターでリハビリメニューに励んでいるかのいずれかだ。ハインケス監督は、ここ数日間少人数で集中したトレーニングをこなせたわけだ。12日(水)、レコルトマイスターの監督は、代表組がミュンヘンに戻る午後までの時間をたっぷりと活かし、本サイトfcbayern.de のインタビューに応えてくれた。

ハインケスはインタビューで、新加入のハヴィ・マルティネスがどう受け入れられているか、チーム内でのポジション争い、次の対戦相手であるマインツ、そして対ヴァレンシアのチャンピオンズリーグ開幕戦について語った。

インタビュー:ユップ・ハインケス

fcbayern.de:「ハインケスさん、先週末は選手達に休養を与えましたね。監督も少しは休めましたか?」
ハインケス:「ええ。金曜のカタール戦を見てすぐにデュッセルドルフの実家に飛んで帰ったよ。とても良い休暇になった。毎日2回犬と散歩にでかけ、庭仕事をした。実に気持ちよかったね」

fcbayern.de:「今週のトレーニングでは、プロ選手の数が少なく、時にはユースの選手で人数合わせをしていましたね。良い選手はいましたか?」
ハインケス:「彼らを称賛したい。彼らと仕事をするのは実に楽しい。いつもやる気満々で最善の注意を払ってがんばっている。彼らの存在はとても大きい。というのもある程度人数がいないと練習の成果も期待できないからね。シュヴァインシュタイガーやマルティネスのように、まだチーム練習に合流して間もない選手達にとっては、特に良いトレーニングになった」

fcbayern.de:「シュヴァインシュタイガーの調子は?」
ハインケス:「サッカーできることを喜び、面白そうに、楽しみながらやっている。私は日々そう感じている。シュトゥットガルト戦ではすでに良いパフォーマンスを見せてくれた。あれで自信も戻り、安定感を取り戻している。とても喜ばしいことだ」

fcbayern.de:「最初の一週間を終え、マルティネスの印象は?予想通りですか?」
ハインケス:「技術的な部分では、我々にとり大きな収穫となるだろう。彼が加わり、中盤の質がさらに高まった。チームも良い刺激を受けているようだ。ただしハヴィとはいえ、まずはしっかりとパフォーマンスを発揮し、ポジションを獲得しなくてはならない。無論、私は彼を応援しているがね、他の全ての選手と同様にね」

fcbayern.de:「チームにはどれくらい受け入れられていますか?」
ハインケス:「大分慣れたようだ。ハヴィはしっかり者で、自らコミュニケーションもとっている。誰にでも好かれる、親しみやすいタイプさ。英語もそこそこしゃべれるようだし、チームにはスペイン語を話す者もいる。彼にとっては良いことだ。そして、彼自身ずば抜けて良い準備をしてきたようだしね」

fcbayern.de:「それはどういう意味?」
ハインケス:「ハヴィは初日から全員の名前を覚えていた。それも選手だけでなく、コーチングスタッフも理学療法士も全員だ。どうやらここに来る前にインターネットで調べたようだ。これには私も驚いたし、感服した」

fcbayern.de:「マルティネスがマインツ戦に先発する可能性は?」
ハインケス:「当然あるさ! 選手達も私がパフォーマンスに関係なく様々な選手を使いたがる監督であることは知っている。全員にチャンスを与えたい。みんなに出場時間を与えることで、チーム内の雰囲気も常に良好というわけだ」

fcbayern.de:「チームはこれまでの公式戦4試合を全勝で新シーズンの幕を切って落としましたが、満足していますか?」
ハインケス:「良いスタートを切ることは大変重要だった。大きな大会後に簡単に達成できることではない。だが、普段以上に長い準備期間があったのもまた事実。今となってその成果が表れている。チームのモチベーションはフル充電状態で、コンディションも良い。だが伸び代はまだある。チーム内の決まり事や、切り替えのスピードに関しては、まだまだこれからだ。目標はさらに遥か高いところに定めている」

fcbayern.de:「ここ数年、FCBはマインツ相手に苦戦を強いられてきましたが、いったいどうして?」
ハインケス:「プレッシングを得意とする厄介な相手だ。土曜日は、シュトゥットガルト戦と同じようにアグレッシブにプレーしなくてはいけない。相手のペースに対抗しながらも、攻撃面では我々のハイレベルなサッカーを展開する」

fcbayern.de:「チャンピオンズリーグ開幕も一週間後に控えています。初戦の相手はヴァレンシアですが…」
ハインケス:「楽しみにしている。チャンピオンズリーグの試合というのは、サッカー界の祭日のようなものだ。だがヴァレンシアは素晴しいチームだ。つい最近マドリードにアウェーで引き分け、バルサを相当苦しめた。強敵だ。それでも我々は最初から主導権を握り、ホームではどちらが支配者であるかを見せつけてやるつもりだ ― 昨季のマンチェスター・シティー戦のようにね」

fcbayern.de:「チャンピオンズリーグの決勝で敗れて以来、監督も選手達も初めて生でチャンピオンズリーグのテーマソングを聴くことになりますが、消極的になる恐れは?」
ハインケス:「それはない。あの出来事はもうみんなの頭から奇麗さっぱり消えてなくなった。うまく消化することができた。悪い後味も、もうどこにもない。むしろその逆だろう。テーマソングが流れたら、新たに刺激され、モチベーションはさらに高まるだろう!」