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見本のようなサッカー

大喜び、しかし浮かれ過ぎずに一歩一歩

ウリ・ヘーネス会長、カール=ハインツ・ルンメニゲ代表取締役社長、カール・ホプフナー代表取締役社長代行を含め、アリアンツ・アレーナに集まった6万8000人の観客は、水曜夜に行われたチャンピオンズリーグのLOSCリール戦の前半戦を何度も席を立ち上がりながら楽しんだことだろう。未だかつてチャンピオンズリーグの試合早々にこんなにもゴールを量産したチームはない。

「すべてが思い通りに進み、教科書通りの見事なパスまわしやシュートがいくつも見られた」と監督のユップ・ハインケスは前半戦をまとめる。FCBは後半戦に勢いを少し弱めたが結局6−1でリールをホームで下して試合終了。

何度もチャンスを作り出しており、さらに点差が開いて歴史的記録を残してもおかしくはなかった。しかし「非常に満足している。10得点することも十分可能だったがそんなに得点は必要なかったよ」とルンメニゲ代表取締役社長は試合を振り返る。とは言いつつも満面の笑みで「今チームはしっかりと集中したプレーでとても良い調子を保っていると思う」とのコメント。

この試合は、ブンデスリーガを首位で駆け抜けるFCBとフランスのLOSCリールには大きな力の差があることを証明した。「前半はまるで悪夢のようだった。まるでユースチームが経験豊富なプロチームと対戦しているかのようだった。」とリールのルディ・ガルシア監督は嘆く。また、「FCBはまるで別世界から来たようだ。衝撃的だった。」と6失点を許したもののチームの大黒柱であるミヒャエル・ランドロー(GK)は語る。

「浮かれないようにしなければならない」

当然のようにFCBの選手達は微笑みながらスタジアムを去っていった。「自分たちを誇りに思うべきだし大喜びするべきだ。監督の要望通りの試合ができたのだから」とシュヴァインシュタイガーは語る。後半戦に何度もシュートをランドロー(GK)に阻まれたロッベンも「とてもよかった。フィールでは楽しまなきゃね」と言う。

しかしながら、喜びの中にも気を引き締めなければいけないという警戒心はある。「集中力を保たなければいけない。このチームにはとても良いメンタリティーがある。地に足をつけて一歩一歩いくよ」とロッペンは続けて言う。「毎回試合は0−0から始まるということを選手達が理解しなければならない」とスポーツディレクターのマティアス・ザマーは念を押す。「土曜日(10日)のフランクフルト戦はこんな簡単にはいかない」と言い、ハインケス監督の一番の心配事は安心感だ。

接戦が続くグループF

FCBは試合に勝つために全力を尽くすが予想外の負けもあり得る。これは勝ち点7差で首位をシャルケにリードするブンデスリーガでは許される範囲内だ。しかし、接戦が続くチャンピオンズリーググループFでの負けは許されない。FCBとバレンシアは勝ち点9の同順位でBATEボリソフも勝ち点6とグループ予選突破射程圏内である。もしBATEボリソフがキエフで行われる次戦ですでに予選敗退が決まっているLOSCリールに勝ったとすると、FCB対バレンシア戦の敗者は第6戦(12月5日)の結果次第で予選敗退の可能性がある。