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「とても、とても大事」

FCB、ドルトムントとの頂上決戦に向け準備万端

フライブルクに試合終了のホイッスルが鳴り響くと、キャプテンのラームは拳を強く握りしめ、選手たちはハイタッチを交わしながら勝利を祝福し、ユップ・ハインケス監督は満面の笑みを浮かべて喜んだ。28日(水)夜の勝利は決して打ち上げ花火のように華やかなものではなかったが、トーマス・ミュラーが言うようにハードワークの末2-0(前半1-0)で勝ち取った「とてつもなく重要」な白星だったことに違いはない。というのもバイエルンを追うドルトムント、シャルケ、フランクフルトの3者が揃って「こけた」(フィリップ・ラーム)ことにより、バイエルンはブンデスリーガ史上最速となる第14節を終了した時点で早くも《ヘルプスト・マイスター》(前季を1位で折り返したチームに与えられる「秋の王者」を意味する称号)の座を断固たるものとしたからだ。

だが何よりも大きいのは、12月1日(土)に行なわれるボルシア・ドルトムントとの大一番(18:30キックオフ)を前にして、新たに2位に浮上したバイエル・レヴァークーゼンとの勝ち点差を10にも広げられた点だ。
「ヘルプスト・マイスターへのこだわりはそれほどない」と述べたユップ・ハインケス総監督と違い、キャプテンのラームは首位の座で冬を越すことを「とても、とても大事」なことだと評価している。だがラームは、タイトルへの道なりはまだ長く、ここ数週間でもまだ多くの目標が残されているとも話している。

大雨の中キックオフを迎えたフライブルク戦、レコルトマイスターは「悪くない」(ミュラー)立ち上がりを見せ、最初のチャンスらしいチャンスをいきなりものにした。フランク・リベリーのプレーがペナルティーエリア内で相手の手に当たり、ミュラーが自身初となるブンデスリーガでのPKを沈め(前半12分)先制。さらに前半18分にはフライブルクのセンターバック、ファル・ディアニェーが一発退場、バイエルンは数的優位に立つ。だが「なぜだか最近は数的不利な相手の方が11人対11人でやるよりやり辛い」とミュラーが試合後に分析したように、バイエルンはなかなか試合を決められずにいた。

その後もバイエルンは、気持ちのこもったプレーで必死に対抗してきたフライブルクに対して、なかなか流れを掴めない。
「プレースピードが少し遅すぎた」とダンテは振り返ったが、最も批判すべき点はハインケスが言うように早い段階に「追加点を奪えなかった」点だろう。
「そうすればどれだけ楽な試合になっていたことか」
キャプテンのラームも似たようなコメントを残している。
「(そのうち同点に追いつかれてしまうのではと)長い時間ドキドキハラハラが続いた」

ラーム、4アシスト目

後半途中には、マヌエル・ノイアーがフライブルクでこの日一番目立っていたマックス・クルーゼのシュートをなんとかセービングするシーンすら見られた。最終的にバイエルンサポーターを緊張感から解放したのは途中出場のアナトリー・ティモシュチュク(後半34分)だった。ブンデスリーガ通算4ゴール目を決めたウクライナ代表のティモシュチュクは、以前にもフライブルク相手にゴールを決めている。また、彼のゴールを演出したラームは、第14節を終了した時点で昨シーズンのアシスト記録(3アシスト)を早くも一つ上回る活躍を見せている。