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「実によくやった!」

FCB、質の高さと「ど根性」を証明

全てが終わり71,000人の観客がアリアンツ・アレーナを後にしても、アリエン・ロッベンの興奮は収まるところを知らなかった。オランダ出身のロッベンは、胸を張り手を腰に当てながらスタジアムのミックスゾーンでインタービューに応えていた。ユニフォームを脱いだロッベンの右肩には、依然としてキャプテンマークが巻かれていた。
この試合で初めてFCバイエルンのキャプテンを務めた上機嫌の高速ドリブラーは、「(今夜は)付けたまま寝るよ」と、ジョークを述べた。
ロッベンは、彼自身だけでなくクラブ全体にとっても最高の結末を迎えたDFBポカール2回戦を終えた後、「とても大きな名誉だ。誇りに思う」と語り、さらにこう付け加えた。
「だがそれ以上にチームを誇りに思う」

というのも、1.FCカイザースラウテルンを4-0(前半1-0)で下したポカール戦の主役は、決してキャプテンを代行したロッベンや、ロッベン(後半4分、43分)と同じく2ゴールを決めたクラウディオ・ピサーロ(前半11分、後半13分)ではなく、チーム全体だったからだ。
「4-0と聞くと圧勝だったと思うかもしれない。だが今回のチームは、実戦経験も一緒にプレーした経験もほとんどない選手の集まりだった 」とロッベンは説明し、「実によくやった」とチームを賞賛した。

ユップ・ハインケス監督は、その前の試合から9つものポジションを入れ替えて試合に臨んだ。この試合でFCB総監督は、ここ数週間先発をつとめたメンバーに休養を与えたほか、フィリップ・ラーム主将やバスティアン・シュヴァインシュタイガー副将までをもメンバーから外してしまった。普段交代要員を務めていた選手や、ケガにより長期離脱していた選手には、貴重な実戦体験を積む機会を提供した。トム・シュタルケはFCB公式戦デビューを飾り、ディエゴ・コンテントは今季初試合をプレー、ラフィーニャとアナトリー・ティモシュチュクにとってはこの試合が今季初スタメンとなり、若手のエムレ・カンも先発出場した。

「非常に極端」

ハインケス自身もまた、「非常に極端」なローテーションであったと認識しているようだ。しかし、まるでごろ合わせのように送り出したチームが、今季これまで負けなしのブンデスリーガ2部リーグのチーム相手に3回戦進出という任務を堂々と成し遂げたことに対して、ハインケスにとっては何も驚きではないようだ。
「当たり前だと感じている。というにもパス回し、動き出し、攻撃パターンなどは日々練習しているのだから」とバイエルンの監督は説明した。
「だから今日のミーティングでも選手にはこう伝えた。我々は必ずうまく機能する、みな動きは熟知しているのだから、とね。選手たちはそれをしっかりと証明してくれた」

ロッベンによると、ハインケスのローテーションは「チームを信じ、信頼しているという監督のサイン」だそうだ。
「我々のチームは高いポテンシャルを持っている。今日もまたそれを証明できた」とシェルダン・シャキリは語った。
「今日の試合は、自らをアピールできる機会でもあった。みな良くやってくれた」と述べたハインケスによれば「昨年と比べても選手層も質も大幅に増している。全員を使うことができる」そうだ。

その上チームは、先週のレヴァークーゼン戦を不運な形で落とした後、待望の反応を示すことができた。
「初めから試合の主導権を握り、ゴールを決めることもできた」とシャキリは語った。
ハインケスはこう述べた。
「今日は選手たちから何としてでも3回戦に勝ち進みたいという強い意志が伝わってきた」