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インタビュー:ルンメニゲ

「ヨーロッパでリスペクトを集めるチームへと成長」

ルンメニゲは、高い集中力で11月の試合に臨むよう、口を酸っぱくして語り続けてきた。12月を迎えFCバイエルンの代表取締役は、肩の力を抜いて最近数週間を振り返ることができる。というのもドイツのレコルトマイスターは、2012年11月の公式戦全試合を無敗で切り抜けた上、ブンデスリーガでは2位に勝ち点8差をつけて首位を独走、5日(水)にはボリソフを4-1で下しチャンピオンズリーグ・グループステージのグループF制覇を成し遂げたからだ。

「最終的にはこのグループを堂々と勝ち抜くことができた」とルンメニゲはグループステージを振り返る。代表取締役は、本サイトfcbayern.deの特別インタビューに応え、次節の対戦相手アウクスブルク、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントの抽選会、ジェローム・ボアテングのレッドカード、さらには今後の補強の可能性について語った。

インタビュー:カール=ハインツ・ルンメニゲ

fcbayern.de:「ルンメニゲさん、FCバイエルンはチャンピオンズリーグで3年連続してグループステージ首位通過を決めました」
ルンメニゲ:「FCバイエルンが優れたパフォーマンスを国際レベルでも継続して発揮できるまでに成長したという証だ。UEFAのクラブランキングでも、水曜に3位のマンチェスターが敗れたため、FCバルセロナに次ぐ2位の座を固めることができた。非常に満足している、ランキングは嘘をつかないからね」

fcbayern.de:「グループステージを総括すると?」
ルンメニゲ:「基本的にすばらしいプレーを見せることができたが、ボリソフでの敗北は余計だった。2試合を終え勝ち点3しか獲得できず、多少のプレッシャーがのしかかるという望ましくない状況に陥ってしまった。だが最終的にはこのグループを堂々と勝ち抜くことができた」

fcbayern.de:「シャルケとドルトムントも1位通過を決めました」
ルンメニゲ:「ブンデスリーガが欧州レベルで通用するという動かぬ証拠だ。ドルトムントもシャルケも難しいグループで勝ち抜いてきた。これで最近5年間の成績で決まるUEFAリーグランキングでも、プレミアリーグにポイント数で迫ることができた」

fcbayern.de:「ブンデスリーガの欧州での立ち位置についてどうお考えですか?」
ルンメニゲ:「スペインの優勝争いは2チームに絞られ、他のチームはいてもいなくても同じようなもの。イングランドでも優勝にからむのは3、4クラブ。無論ドイツでも、バイエルン、ドルトムント、レーヴァークーゼン、シャルケが頭一つ抜け出してはいるものの、いずれのチームもいわゆる弱小クラブを相手に敗れる可能性はある。そこが他の国と違うところ。我々は今後も力強いパフォーマンスを発揮し続けなければならない、プレミアリーグとの差が少しずつ詰まっていくことを期待しながらね。ブンデスリーガはしっかりした財務政策と連帯感に裏打ちされた非常に良いリーグだと言える」

fcbayern.de:「ミシェル・プラティニ会長は、チャンピオンズリーグの参加チーム数を64に増やすことを提案していますが…」
ルンメニゲ:「私は質を下げてまで量を増やすやり方をあまり好まない。現在のチャンピオンズリーグが、クラブサッカーの王様リーグと言われるのにはそれなりの訳がある。どこの誰に聞いてもみな満足しているし、興行収入も非常に高いレベルにある。お願いだから何も変えないでほしい」

fcbayern.de:「プラティニ会長はヨーロッパリーグの廃止も提案しています」
ルンメニゲ:「良案とは思えない。私は、UEFAにもっと辛抱するよう進言したい。私の記憶が確かであれば、チャンピオンズリーグも90年代には批判の的となっており、興業収入もまだそれほど良くはなかったはずだ」

fcbayern.de:「昨日水曜、そのチャンピオンズリーグでジェローム・ボアテングにレッドカードが提示されましたが、意見を聞かせてください」
ルンメニゲ:「個人的には厳し過ぎるジャッジだったと思っている。百歩譲ってファールの判定やイエローカードはありだとしても、レッドカードはないだろう。あれはジェロームの最初のファールだった。あのレッドカードには正直驚いた。だが今となっては、決勝トーナメントをジェローム抜きで戦うことを受け止めるしかない」

fcbayern.de:「ホルガー・バドシュトゥーバーも負傷し、これでセンターバックが2名、試合に出られなくなります。その上ダンテは、もう一度イエローカードを受けると累積出場停止になり、状況は苦しくなるのでは?」
ルンメニゲ:「確かに安心できる状況ではないかもしれない。あのレッドカードは本当に余計だった」

fcbayern.de:「冬の移籍市場でセンターバックの補強はありえますか?」
ルンメニゲ:「いや、それはない。チャンピオンズリーグ2試合のためだけに新たな選手を探し求める必要はない。そもそも冬の移籍市場に、チャンピオンズリーグへの出場資格を有する選手で、我々の力になれるレベルの者などおそらくは存在しないだろう。1、2試合だけならこういった選手の穴を埋めることはできる。またジェロームも、ブンデスリーガでは試合に出場できるしね」

fcbayern.de:「冬場にその他の補強の可能性は?」
ルンメニゲ:「現段階ではゼロ! このメンバーで前季は大成功している。だが最終的な判断は、監督とマティアス・ザマーと話し合ってから下すことになる」

fcbayern.de:「12月20日にはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント一回戦の抽選会が行なわれますが、フィリップ・ラームは「僕らと当たって喜ぶチームなど、どこにもいない」と語っていました。同感ですか?」
ルンメニゲ:「私ならさらにこうコメントしただろう。現在ドイツのチームと対戦したがるチームなど、欧州のどこにもいないとね。欧州で大きなリスペクトを勝ち取ったのは何も我々だけでなく、ドルトムントやシャルケとて同じこと。だが対戦する可能性のある他のクラブの名前を見ると、なかなかの強豪揃いだ。これだけは言っておくが、我々は今後も高いモチベーションでチャンピオンズリーグに臨んでいく。抽選会の結果をのんびりと待とうではないか」

fcbayern.de:「さすがに一回戦でいきなりレアル・マドリードと当たるのは、御免こうむりたいのでは?」
ルンメニゲ:「レアルもまた、バイエルンとはやりたくないはずだ」

fcbayern.de:「年内にはまだ3試合残されていますが、目標は?」
ルンメニゲ:「3戦全勝に超したことはない。がんばって勝ち取ったこれまでの大きなリードを、今後も維持したい。チームは依然高いモチベーションとハングリー精神に溢れている。それは私も感じている。何が何でもドイツ・マイスターに輝きたい。それこそが今季最も重要なタイトルだ!」