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「堂々と突破」

シャキリら信頼に応える

ドルトムント戦、ハーフタイムにロッカールームに戻った選手たちは、隣の控え室で横たわっていた重傷を負ったばかりのバドシュトゥーバーの姿を目の当たりにした。ちょっとしたショックであった。そこでバイエルンのスター軍団は、5日(水)のチャンピオンズリーグ・グループステージ最終戦が始まる前に、前十字靱帯を断裂し入院しているバドシュトゥーバーを励ますメッセージを贈ることになった。
フィリップ・ラームらFCBの選手たちは「ホルガー、お大事に!」と書かれたサインボードの後方に集合、テレビカメラに向かってバドシュトゥーバーの背番号28のユニフォームをかかげた。

メッセージを受け取ったセンターバックのバドシュトゥーバーは、すぐにFacebookに「みんな最高! お見舞いのメッセージありがとう、あとはグループ制覇を決めてくれ!」と返事を書いた。バドシュトゥーバーの要求に応えるかのごとく、チームメートはその直後にキックオフを迎えたFCバテ・ボリソフ戦、相手を全く寄せ付けない強さを見せ4-1で勝利、ホームでグループF首位の座に輝いた。
「終わってみればグループFを堂々と突破することができた」とトーマス・ミュラーは語った。

ユップ・ハインケス監督はこう話した。
「首位通過という目標は達成できた。これで決勝トーナメント一回戦を最初にアウェイで戦うことができる。2位通過のチームにも強豪が顔を並べているだけに、せめて先にアウェイで戦えることは大きい」
確かにハインケス監督が言うように、決勝トーナメント一回戦で当たる可能性があるチーム(本サイトfcbayern.deの「FCバイエルン、CL決勝T一回戦の対戦相手は?」をご参照下さい)は揃って強者揃いだ。だがFCバイエルンとて、最近3大会で2度の決勝進出を達成しているだけに、何も恐れることはない。フィリップ・ラームはこう述べた。
「僕らと当たって喜ぶチームなど、どこにもない」

キャプテンのラームは、過密スケジュールのために出場時間が長かったほかの数多くの選手と同様、ボリソフ戦で休養を命じられた。ハイネケスは1-1の引き分けに終わったドルトムント戦から全部で7名もの選手を入れ替えてボリソフ戦に臨んだ。
「私は私の全ての選手を信頼しているし、こういった試合でも活躍できると信じている」とハインケス総監督は言う。立ち上がりは「頑張って守っていた」(マリオ・ゴメス)ボリソフ相手に、レコルトマイスターもなかなか突破口を見出せずにいたが、前半22分に今季CLでは初スタメンのとても良い動きを見せていたゴメスが「防壁」を打ち砕き、先制点を奪った。

ダヴィド・アラバ、初ゴール

トレロ(ゴメスの愛称)によると、「その後はチャンスも量産し、サポーターを喜ばせることができた」そうだ。当然の帰結として、バイエルンはトーマス・ミュラー(後半9分)、シェルダン・シャキリ(後半21分)、そしてCL初ゴールを決めたダヴィド・アラバ(後半38分)と得点を重ねていった。最後にはイェゴル・フィリペンコ(後半44分)に1点返されたものの、マティアス・ザマーは試合をこう総括した。
「チームは集中して取り組んでくれた。輝かしいプレーばかりではなかったが、そこそこの内容だった」