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アーセナル戦を前にミュラーが語る

「一寸たりとも手を抜かない!」

トーマス・ミュラーは、チームのこのような快進撃を昨年の夏から思い描いていたという。バイエルンは、ドイツ最高峰のリーグで2位のボルシア・ドルトムントに勝ち点20の差をつけ、首位を独走中だ。これでこれまで課題をしっかりとこなしてきたFCBにとり、リーグ戦終盤にラストスパートをかける準備が全て整ったことにになる。だがその前にミュンヘンは、ホームでアーセナル・ロンドンを迎え撃たなければならない。

「毎年キャンプでは、このように首位を独走できることを思い描いている」とミュラーは昨年の夏を振り返った。ミュラーの漠然とした目標は、今や現実と化している。今年のドイツのレコルトマイスターの快進撃を支えているのも、他でもないミュラーの活躍だ。FCBのアカデミー育ちのミュラーは32試合に出場、28ゴールに絡む(17ゴール、11アシスト)大活躍を見せている。フォルトゥーナ・デュッセルドルフ戦で大事な同点弾を決めたミュラーは、現時点ですでに昨シーズンを6ゴール上回る得点数を記録している。

だがこのすばらしい成績とは裏腹に、ミュラーは実に謙虚にこう述べた。
「もちろん僕もチームのここ数ヶ月の快進撃には貢献できたと思う」
尚も若々しい、元気で恐れを知らなりプレーが特徴の、2010年ワールドカップ得点王のミュラーは、絶好調にもかかわらず決して自惚れることはない。彼はるいつもこう考えている。
「毎週末の布陣を決めるのは監督。我々の目標はチームとしてタイトルを獲得すること、個人的なことは二の次だ」
さらにミュラーは、全ての選手がこのことをわきまえている必要があるとも語った。

無論、それはアーセナル・ロンドン戦でも同じこと。23歳のミュラーは、激しい試合になると予想している。
「アーセナルは、もはや失う物は何一つもないために、攻撃しか考えていないはずだ。彼らは捨て身の攻撃を繰り広げられる立場にいるわけで、まさにそうした展開になると僕は予想している」
そのためミュラーは、ファーストレグの貯金があろうと「油断はしない」と約束し、過去に痛い目を見たことがあることを教えてくれた。
「ミラノで1-0で勝利したにもかかわらず、ホームで2-3で敗れて敗退したことがある。当時は何が起きたのか、わけが分からなかった」
あの経験から「手を抜いてはいけないことを」学んだと、ミュラーは続けた。

「勝つだけの質がある」

だが根っからのバイエルン人であるミュラーは、その一方で、間違いなく準々決勝に進出できると確信している。というのも公式戦23試合連続無敗中(19勝4分け)のチームは、自信をたっぷり蓄え、自らの強みを知り尽くしているからだとミュラーはいう。対アーセナル戦でも「ロンドンで見せたプレー、そして今季見せ続けて来たプレーをやり続けるだけ」という彼は、バイエルンには「試合に勝つだけの質がある」と強調した。
「一寸たりとも手を抜かない」と誓った彼の言葉からは、パフォーマンス低下の心配はなさそうだ。

何よりも今季のチームは、ここ数週間特に有言実行を地でいき、周りを魅了してきたからだ。現時点で言えることは、昨年の夏キャンプがしっかりと実を結んでいるということだ。