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コンディション万全のシュヴァインシュタイガー

「繊細な感覚」をそなえたゲームメーカー

ライバルのドルトムントを下し、DFBカップ準決勝進出を決めた瞬間、バスティアン・シュヴァインシュタイガーはチームメイトらと共にスタンドのファンの方へ駆け寄り、拳を突き上げて喜びを表現した。だが、その約30分後にスタジアムを後にする時には、そんな喜びはどこへやら。あれだけのパフォーマンスを見せたにもかかわらず、再び落ち着いた雰囲気に戻っていた。

「チーム全体がいい仕事をしたから、僕もこれだけいいプレーができたんだ。」と、控えめにDFBカップ戦を振り返るシュヴァインシュタイガー。副将を務めていることもあり、現状をしっかりと心得ている。これだけ称賛の言葉が飛び交っていても、実際にまだタイトルは獲得していないということを理解しているのだ。そして、日曜にはブンデスリーガのアウェー戦でホッフェンハイムと顔を合わせる。

それでも、シュヴァインシュタイガーがドルトムント戦で見せたプレー、そしてここ数週間で成し遂げた功績は、最高レベルのものであることに変わりはない。「バスティアンはピッチ上で最も優れたプレーを披露していた。」と、監督のユップ・ハインケスもドルトムント戦後にそのレベルの高さを認めている。また、統計的に見ても、ボールタッチ回数(95回)だけでなくアシスト数(4回)、パス受け回数(6回)共に最多数を記録しているほか、味方へのパス成功率も87%と見事な数字をたたき出している。

「バスティアンは素晴しい選手だ。試合の流れを読む、非常に繊細な感覚を備えている。まさに戦略的なプレーがうまい、中盤のゲームメーカーといえる。」と、スポーツディレクターのマティアス・ザマーもシュヴァインシュタイガーの価値を認めている。また、約2週間前にはハインケスも、「映画監督が脚本を手に仕事をするなら、バスティアンにはマッチプランがある」と、その才能を大きく評価したばかりだ。

ブスケツと同レベル

また、ハインケスは「バスティアンはサッカー選手として常に上を目指している。攻撃だけではなく守備も重視しており、まさにそのおかげで今シーズンのわれわれはここまで非常にわずかな失点しかしていないのだ。」と、今シーズンの見事な成績はシュヴァインシュタイガーの貢献によるところも大きいとし、「スペイン代表のセルヒオ・ブスケツは素晴しい選手だが、私にとってバスティアンはブスケツと並んで世界でも最も優れたミッドフィルダーだ。」と言葉を続けている。