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「全てが完璧」

バイエルン、根性で掴んだ勝利を喜ぶ

シュート数22対4、コーナーキック数12対1、クロス数24対11、ボール支配率75%と、FCバイエルンは今季1部昇格を決めたばかりのフォルトゥーナ・デュッセルドルフをホームに迎えた一戦で、データ上では相手を圧倒していた。だがデータとはうって違い試合は最後の最後までもつれ、レコルトマイスターは終了間際に辛うじて決勝点を奪い3-2(前半1-1)と、後季開幕8連勝を飾った。

「今日の試合は、試合前から勝者が確定していることなどあり得ないことをあらためて証明してくれた」とFCBのユップ・ハインケス監督は試合終了後に述べた。バイエルンは前季の対戦を5-0で制していた上、冬休み後の最近の試合では連勝街道を突っ走っていただけに、世間では試合前からバイエルンの圧勝が予想されていた。しかし蓋を開けてみれば「かなりギリギリだった。フォルトゥーナを称賛する。彼らには大変苦しめられた」とハインケスは試合を総括した。

コンパクトな守備からの速攻に徹したアウェイのデュッセルドルフは、アリアンツ・アレーナに集まった71,000人の観客の目の前で、マティス・ボリ(前半16分)とアンドレアス・ランバーツ(後半26分)が2度にわたりバイエルンからリードを奪い、見る者の度肝を抜いた。
「バイエルンを苦しめただけでなく、勝ち点を持ち帰るすんでのところまで行っていたと思う」とフォルトゥーナのノルベルト・マイヤー監督は言う。だがバイエルンはトーマス・ミュラー(前半45分)、フランク・リベリー(後半28分)、ジェローム・ボアテング(後半41分)の3ゴールで見事にピンチを切り抜け、今年に入ってからはまだ勝ち点を一つも取りこぼしていない。

「我々は、最初の30分間相手のペースに合わせ過ぎた。運動量も少なく、激しさに欠け、いつものような素早い攻守の切り替えも見られなかった」とFCBの指揮官はチームの前半戦のパフォーマンスを批判した。バイエルンは普段の高い決定力も欠いていた。決定的なチャンスは沢山あったが、「まるで呪いをかけられていたかのようだった」とミュラーはこの日の決定力不足を振り返った。

「面白い試合だった」とカール=ハインツ・ルンメニゲはデュッセルドルフ戦を総括した。FCBの代表取締役社長は、チームが「分刻みでチャンス」を作っていただけに、デュッセルドルフ戦は 「勝つべくして勝った。というのも我々には10本から12本ほど決定的なチャンスがあったのだから」述べ、さらにこう続けた。
「昨年ならこのような試合はおそらく勝ちきれていなかっただろう。これが(今年の)チームの強みの一つでもある。苦戦を強いられても最後には勝つ」

フォルトゥーナ戦ではまさにそれが証明されたと言っても過言ではない。
試合を完璧に支配しながらも2度のリードを許してしまったデュッセルドルフ戦をマヌエル・ノイアーは「不思議な試合だった」と振り返りこう述べた。
「だが根性を見せることができた。2度のリードに追いついてみせた。これはチームが一丸となり、お互いを助け合い、全ての試合に勝ちたいと言う強い気持ちの現れだ。今年は全てが完璧だ」

ハインケス、「勝利への執念」を称賛