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「ワンダフル!」

ピサーロ、4得点で猛アピール

バイエルンの選手で34歳ともなれば、全ての栄光をすでに手中にした、いわば過去の選手だと思われても仕方あるまい。ところがどっこい、クラウディオ・ピサーロは復活祭の前日の土曜の晩、自身の素晴しいキャリアにさらなるハイライトを積み上げたのである。ペルー出身のピサーロは、9-2の大量得点勝利を収めたハンブルガーSV戦で、ブンデスリーガでは自身初となる1試合4ゴールを決めた上、2アシストをマーク、6ゴールに直接絡む快挙を成し遂げた。これにより自身通算ゴール数を164に伸ばしたピサーロは、カール=ハインツ・ルンメニゲを抜き、ブンデスリーガ歴代得点ランキングのトップ10入りを果たした。

ピッツァ》の愛称で親しまれるピサーロは、試合翌日の本日日曜、FCBニュースで「私のキャリアの中で最も素晴しいゲームの一つとなった」とハンブルク戦での活躍を喜んだ。ピサーロはアリアンツ・アレーナでの試合後には「長い間試合から遠ざかっていたから4ゴールは最高だ」と述べている。昨年夏にFCBに戻って来たピサーロは、2007年5月以来となるバイエルンでの今季初ゴールを決めたばかりか、一気に4ゴールを奪う大活躍を見せた。

「ウォーミングアップの最中にトーマスに『今日は決めて下さいよ』と言われていた。今シーズンはまだ無得点だったからね。期待に応えられて良かったよ」とMVPのピサーロは打ち明けた。彼はハーフタイムにミュラーにこう語ったそうだ。
「ハーフタイムでこう言ってやった。ほらみろ、俺はプレッシャーに強いんだ!とね」
ひょっとすると、対戦相手であったハンブルガーSVとの相性が良かったのかもしれない。というのもピサーロは、ドイツ北部の港町のチーム相手に、これまでの21試合で18ゴールも決めているからだ。

FCBの総監督は、外国籍の選手としてブンデスリーガ史上最多ゴールを決めている猛者がメンバーにいることを素直に喜んでいるようだ。
「とても巧い上に、キープ力に優れ、得点力も持ち合わせている。接戦の時には我々の救世主になってくれるだろう」とハインケスはピサーロを評価している。
「良い選手を投入することで、外から試合を動かせるということは非常に嬉しい」

3人でフォワード争い

ピサーロは、4ゴールを決めたにもかかわらず ―ちなみにFCB史上これまで1試合で4ゴールを決めた選手はわずか6名だけである― 2日(火)のチャンピオンズリーグ準々決勝の対ユヴェントス・トリノ戦では、下手をすれば再びベンチスタートの可能性もあることは百も承知だ。彼は、マリオ・マンジュキッチとマリオ・ゴメスとのポジション争いについてこう語った。
「我々はすばらしいフォワードが3人いる上、3人全員が得点を決めている。監督にとっても難しい判断だということは了解している」 

ケガさえしなければ、今季の残り試合、ピサーロの出場回数は間違いなく増えるだろう。本人は「あと何点か決められたらいいな」と意気込んでいる。34歳といえども、勝負はまだまだこれからだ。