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「みな思い知らされた」

FCB、「ギアを入れ替えなければ」

FCバイエルンは、チャンピオンズリーグ参戦16度目にして12度目の準々決勝進出を決めた。選手や首脳陣、そしてサポーターにとり、最高の一夜となってもおかしくなかった昨日水曜の夜、彼らはみな実に複雑な表情を浮かべていた。というのもFCバイエルンがFCアーセナルを下して8強入りを果たしたのも、ファーストレグのアウェイゴールが功を奏したからであり、ホーム戦に0-2で敗れた精神的なダメージには、計り知れないものがあった。

「辛うじて勝ち進むことができた」とウリ・ヘーネス会長は、90分間にわたり「ストレスが溜まった」試合を振り返って分析した。だがFCバイエルンの会長は、ここでマイナス思考になってはダメだとこう続けた。
「酷かったホッフェンハイム戦、運を味方に付けて制したデュッセルドルフ戦、そして昨日の試合と続き、これでチームもいい加減目を覚ましてくれたのでは」
代表取締役社長のカール=ハインツ・ルンメニゲは、「組織として」機能できなかった、「チャンピオンズリーグでの目標達成は非常に難しい」と述べた。
アリアンツ・アレーナでは、フランス人のオリヴィエ・ジルーが開始わずか3分で先制点を奪い、バイエルンにショックを与えた。
「あれで作戦もリズムも全て狂ってしまった」とユップ・ハインケス監督は認めている。その後FCBは、試合を支配こそしたものの、攻撃面では突破力を欠いていた。ミュンヘンは後半に入っても押し続けたが、相手を遥かに上回るチャンスを作りながらも(シュート数23対5)同点弾を決められずにいた。アーセナルに2本目のシュートとなったヘディングを決められ(後半41分コシエルニ)、リードを2点に広げられたときは「さすがに不安になった」とトニー・クロースは明かした。

というのもあと一点喫していれば、バイエルンは敗退していたからだ。そのため午後10時半過ぎにパヴェル・クラロヴェツ主審が試合終了のホイッスルを吹くと、一同から大きな安堵感が伝わってきた。
「総合的に、今日の試合はしっかりと分析する必要がある」とハインケスは要求し、「みな思い知らされただろう。一筋縄ではいかないのだ」と述べた。ドイツ代表のトーマス・ミュラーはこう語った。
「この試合はFCバイエルンらしくなかった。このままではダメだと今気づけたことは、良かったかも」
かくしてFCBは、公式戦で23試合ぶりに敗北を喫した。また無得点に終わったのは、今シーズン、これまでの公式戦37試合で今回が初めてだ。

「もっと謙虚に

もっとも肝心であるのは、FCバイエルンが最終的に勝ち進んだことだ。ハインケスは「間一髪で助かった」と表現している。チャンピオンズリーグでベスト8進出というバイエルンの目標は達成されたわけで、今後は「正しい教訓を学び」前進していく必要があるとヘーネスは語り、こう続けた。
「チームは、2、3週間前のプレーを取り戻さなくてはいけない。緊張感を取り戻し、ギアを入れ替えてもらわねば」
ルンメニゲは「もっと謙虚に」プレーするよう呼びかけた。チャンピオンズリーグで自動的に勝ち進めると考えることは大間違いだと彼は言う。