presented by
Menu
攻撃力

「…ぶち込まれても仕方ない」

VfLヴォルフスブルクは、決して悪くはなかった。
「強い相手だった」と述べたユップ・ハインケス監督の言葉がそれを何よりも物語っている。16日(火)ヴォルフスブルクのオオカミたちは、アリアンツ・アレーナでFCバイエルンを枠内シュート6本に抑える大健闘を見せた。今季FCバイエルンの攻撃陣をここまで封じ込めたチームは、数えるほどしかいない。しかし、その6本のシュートがことごとく失点に繋がってしまっては、元も子もない。ドイツマイスターのバイエルンは、こうしてホームでのポカール準決勝を6-1と大量得点でものにした。得点者は疲れを知らないマリオ・マンジュキッチ(1ゴール)、ドリブラーのシェルダン・シャキリ(1ゴール、1アシスト)、高速サイドアタッカーのアリエン・ロッベン(1ゴール、2アシスト)、そして点取り屋のマリオ・ゴメス(3ゴール)だった。

「あのバイエルンの攻撃は、守ることすら不可能」とアウェイチームのディーター・ヘッキング監督は「次元が違う」と相手に敬意を示して脱帽した。最近のバイエルンの試合後には、良く似たような言葉を耳にする。というのもミュンヘンは現在驚異的な攻撃力を誇っているからだ。これまでの公式戦44試合で決めたゴールの総数はなんと122。平均すると毎試合2,8ゴールという、信じられない大記録になる。さらにバイエルンの攻撃陣は、ホームでのここ4試合ではなんと21ゴールをも叩き出している!

「我々のようなストライカーがそろっていれば、当然ながら言うことなしだね」とキャプテンのフィリップ・ラームもチームの攻撃陣を絶賛している。マンジュキッチは、古巣のヴォルフスブルク戦でもいつになく走り回り、大事な先制点(前半17分)を奪ってみせた。後半32分、彼がピッチを後にした時に沸き起こった大歓声こそ、彼の健闘ぶりの証である。そして代わりにピッチに立ったゴメスは、わずか7分間でハットトリック(後半35分、38分、41分)を達成してみせた。

「彼の長所は知っての通り。あれだけスペースを与えれば(ゴールを)ぶち込まれても仕方ない」とトーマス・ミュラーは語った。ウリ・ヘーネス会長もドイツ代表フォワードを称賛し、試合を振り返って、ゴメスは素晴しいパスを「まるで夢の世界にいるかのごとくあっさりと決めてしまう」と語った。ハインケスはゴメスについてこう話した。
「マリオは超一流だ。今日もそれを証明してくれた」
ハットトリックを決めたゴメスは、DFBポカール(ドイツカップ)では、1997年カルステン・ヤンカーが16-1で制したヴァルトベルク戦で見せた5分間での3ゴールに次ぎバイエルン史上2番目に早い7分間での3ゴールという記録を打ち立てた。

ロッベン大活躍

これで自身通算4ゴール目を決めたゴメスは、アリエン・ロッベンと肩を並べてDFBポカールの得点ランキングの首位に躍り出た。ヴォルフスブルク戦ではロッベンもまたその好調ぶりをアピールした。マンジュキッチの先制点とシャキリの3点目をアシストしたオランダ代表は、さらに2点目を自ら奪う活躍を見せた。これ以上ない結果を残したロッベンは、満面の笑みを浮かべ満足げに家族と共にアリアンツ・アレーナを後にした。