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23年ぶりの優勝

優勝のカギを握った存在

バイエルンが優勝を果たしたフランクフルトとはいろいろな縁があった。ハインケスは1994-95シーズン、フランクフルトで監督をしていたし、ボルシア・メンヒェングラッドバッハでプレーしていた1971年、初めて優勝を果たした地もフランクフルトだった。ドイツでは1990年、当時バイエルン監督として優勝した時以来の23年ぶりの優勝を、そんなフランクフルトで祝った。

67歳になるハインケスは「素晴らしくうれしい。もちろん感情がほとばしる瞬間だった。私にとって23年ぶりのドイツ王者だ。当時優勝したときはもう少し暖かい時期だったがね。こんな寒い時期に優勝したことは一度もない。選手としても、監督としてもね」と喜んでいた。

1989年と1990年にユップはFCバイエルンで優勝している。また選手時代にボルシア・メンヒェングラッドバッハで4度(1971,1975、1976、1977)優勝経験がある。久しぶりの優勝を果たしたハインケスに、フランクフルトのアルミン・フェー監督は「ユップ・ハインケス以上に、優勝されて納得できる監督はいない。彼は私の大きなお手本なんだ」とその偉業を称えていた。

DFB会長ヴォルフガング・ニールスバッハは控え室で直接祝いの言葉を届け、また代表監督ヨアヒム・レーヴ「素晴らしい仕事をして、偉大なチームを作り上げた」、ドルトムントのユルゲン・クロップ監督「レベルをこえた監督。偉大な監督だ」、元バイエルン監督ウド・ラテック「この優勝の父」と、それぞれ祝福していた。

ハインケスの重要な役割

「ユップ・ハインケスは、今回の優勝のカギを握る存在だった。我々は今シーズン前に全く簡単ではない状況にいた。3つの大会で2位、代表選手もヨーロッパ選手権で負けてきた。そのような状況にもかかわらず、優勝に向けてチームを導いていった」とスポーツディレクターのマティアス・ザマーは強調した。そして移籍政策はうまくいき、「成功への貪欲さ」がチームをレールに乗せていった。

徹底された守備

ハインケスは特に守備を集中的に鍛えた。「私にとってそれが成功への鍵だ。チームの守備はFWから始まる。今日では相手にスペースを与えることはあってはならない。コンパクトに守備陣形を保ち、ボールを失ったらすぐにバランスを取り戻さなければならない」というハインケスの言葉通り、今シーズンはここまでわずかに13失点。

昨シーズンと比べて、ハインケスは初日から存在感を強烈に発揮していた。「これまで以上に練習に力強く取り組み、話し合いをした。すべての選手がこれまで以上のパフォーマンスを発揮することを要求した」とダニエル・ファン・ボイテンは明かした。