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「ファンが誇りに思えるように」

完璧な試合を目指すバルセロナ

「やり遂げてみせる!」と、バルセロナの『Sport』紙では奇跡の大逆転、リオネル・メッシ、そしてFCバルセロナの底力を信じるコメントが至る所に見られる。もちろん、監督や選手、クラブ幹部もバイエルンとのCL準決勝セカンドレグに向け、まだ決勝進出の望みを抱いているものの、CLではまだ4点のビハインドをひっくり返したチームが存在しないということも承知の上だ。ドリームチームと言えるバルセロナですらも、まだ成し遂げたことがない。

となると、『溺れる者はわらをもつかむ』ではないが、リオネル・メッシに大きな期待がかけられることとなる。先週行われたファーストレグではいい所なしに終わったメッシだが、リーグ・エスパニョーラのビルバオ戦では59分から投入されると、今シーズン通算44点目となる見事なゴールのほか、アシストも決めるなど大活躍。だが、勝利は結局逃している(2-2)。

この試合、アリアンツ・アレーナでのCL戦のように、いまいちキレがなかったバルセロナ。細かなパスをつないで幾度もチャンスを作り出すというプレースタイルは、この日もあまり見られなかった。水曜には90000人を超えるファンからの声援を背に受け、カンプ・ノウでお馴染みの強さを取り戻すことができるのだろうか。「FCバイエルンを迎え撃ち、倒せるということを証明しなくてはならない。ファンに誇りに思ってもらえるようなプレーを披露するつもりだ。」と、監督のティト・ビラノバは試合前に抱負を語っている。

そして、「まずその目標が達成できれば、僕らにとって決勝進出のチャンスがどれだけ残ってるかということにも、考えをめぐらしたいね。」と、アンドレス・イニエスタはコメント。もちろん、先週の惨敗の後だけにバイエルンに対する警戒心はこれまでになく大きくなっており、「もしバイエルンが1点決めれば、(決勝進出は)かなり難しくなる」(ビラノバ監督談)ことも理解している。その場合は6ゴールが必要となるためだ。

マスチェラーノ欠場、ブスケツ微妙

今回の大一番でも先週と同じく、負傷中のカルレス・プジョルとハビエル・マスチェラーノを起用できないバルセロナ。イエローカードの累積によって出場停止となっている左SBジョルディ・アルバの代役は、アドリアーノが務めると思われる。また、セルヒオ・ブスケツも軽傷(恥骨)を負っているものの、試合には間に合う可能性がある。ビラノバはこれについて、「最終トレーニング後に決断を下す。」としている。

出場が決定しているのは、「これだけのビハインドをひっくり返せるのは、僕らしかいない!」と自信たっぷりに話しているピケ。ただ、完璧なプレーだけではなく、運を味方につけるほか、バイエルンの調子がいまいちである必要もあるとのこと。経験豊富なハインケス監督がしっかりと準備を整えて試合に臨み、この宣言がバルセロナの希望止まりとなることを願うばかりだ。