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「トロフィーを掲げたい」

ベルリンでの決勝を心待ちにして

3冠達成を思い描くのでもなく、オリヴァー・カーンの記録に触れることもなく、バスティアン・シュヴァインシュタイガーの頭にはベルリンでの決勝戦のことしか頭にないようだ。「チーム一同、トロフィーの獲得に燃えてるよ。もちろん、ロンドンでのチャンピオンズリーグ(CL)優勝はすごく特別なものだったけど、(決勝に向けて)日に日に集中力が高まってるんだ。誰もが絶対に勝ちたがってるよ。」と、土曜にベルリンで行われるDFBカップ決勝について副将は熱く語った。

スポーツディレクターのマティアス・ザマーにせよ、W杯得点王のトーマス・ミュラー、または天才ドリブラーのリベリーにせよ、誰もが3冠達成について話しているが、シュヴァインシュタイガーは違う。「土曜の試合に集中しすぎてて、3冠とかまで考える余裕がないんだ。」と話し、6度目の優勝が決まればカーンの記録に並ぶことに関しても、「そんなこと、全然しらなかったよ。」と笑顔で答えている。

ただ、ここ数年で世界のサッカー界におけるシュヴァインシュタイガーの評価が高まったのも事実。「現時点で世界最高のミッドフィルダーだ。」と、今シーズンシュヴァインシュタイガーと共に国内外で大きな功績を挙げてきたユップ・ハインケスも太鼓判を押す。

念願のCL優勝についてシュヴァインシュタイガーは、「(CL優勝という事実は)翌日の朝になってからやっと実感できたよ。でも、シーズンオフになってたら、さらにもっと実感すると思う。」と話し、カーンの『常に前進あるのみ』という精神通りに「去年よりいい形でシーズンを締めくくりたいね。」と2-5で惨敗した昨年のドルトムントとの決勝戦に触れた。

モチベーションは十分

それだけに、今年の決勝にかける思いは大きい。「あそこでの勝ち方は分かってるよ。だからこそ、すごくやる気いっぱいなんだ。ベルリンでの決勝戦はいつも最高だよ。特別なものだね。あの雰囲気、あのスタジアム。トロフィーを掲げるために全力を尽くすよ。ハインケス監督への感謝の気持ちもこめて、特別な最後にしたいんだ。」と、熱弁をふるっている。

また、チームとしてだけではなく、シュヴァインシュタイガー個人にとっても今回のDFBカップ優勝は大きな意味を持つはずだ。「バスティアンに今のポジションでプレーをさせたら、その右に出るものはいない」とカール=ハインツ・ルンメニゲも木曜、FCB副将を絶賛している。ロンドンでの祝賀会でもパーティーの『主役』を務めていたというだけに、今週土曜の結果次第ではまたその姿が見られるかもしれない。