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「機は熟した」

ミュラー、「あれ」を掲げるために「自分にできることを」

本日火曜の午後、グランドにはルーカス・レーダーとマヌエル・ノイアーを相手に幾度もPKを練習するミュラーの姿があった ― その数は50〜60回にも及んだ。居残り練習を終えたミュラーは、FCBニュースでこう語った。
「練習しておいて損は無い」
3日後に控えたチャンピオンズリーグ決勝戦で待望の優勝杯を掲げるために、3度目の正直を目指す今回の挑戦を、時の運に任せたりするわけにはいかない。ミュラーはそう言う男だ。

ミュラーは、敗れてしまった2度の決勝戦でも勝敗を分ける鍵を握っていた。2010年のインテル・ミラノ(0-2)との対戦では、同点に追いつく絶好機を掴みながらもゴールキーパーのジュリオ・セーザルに止められた。2012年のFCチェルシー戦では、試合終盤に巡ってきたチャンスを見事に活かしチームに先制点をもたらすも、PK戦にもつれこんだ試合には破れ、準優勝に終わっている。それだけにミュラーは「機は熟した。そろそろあれ(優勝杯)を手にしたい」とCL優勝への強い意気込みを見せている。彼によれば「3度も負ければ、もう永遠に敗者の仲間入りになる」からだそうだ。

2年連続でCL優勝杯をかけた大舞台まで上り詰めることができたのは、言うまでもなくミュラーの活躍があってのこと。昨年ホームでの決勝戦に破れた際に、真っ先に立ち上がり、チームメートに次のシーズンこそ優勝しようと携帯メールで喝を入れたのは、他でもないミュラーであった。彼は今季のチャンピオンズリーグでは、すでにこれまでに出場した4回の大会で決めた通算ゴール数に並ぶ8ゴールに加え、2アシストを決めており、チーム内得点ランキングの首位を走る大活躍を見せている。

メッシの足跡を辿る

「今年は満足している。この調子をキープできることを祈っている」と絶好調の本人は言う。今シーズンFCバイエルンが出場した全ての大会を通算してチーム最多の22ゴールを決めているミュラーが、25日(土)の決勝戦でも再びゴールを奪うと、CL決勝戦まで2度以上も勝ちあがったばかりか、そのいずれの2試合以上においてもゴールを決めている偉大な3名(ラウル、エトー、メッシ)の仲間入りを果たし、歴史にその名を永遠に刻むことになる。こうしたデータにはあまり興味がないというミュラーだが「知っての通り、僕はゴールの場所を熟知しているからね」とゴールゲッターとしての自信をのぞかせた。