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「足りないのはこのタイトルだけ」

リベリー、最高のシーズンに冠を

今度こそは! とフランク・リベリーは、25日(土)にロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催されるチャンピオンズリーグ決勝戦に闘志を燃やす。というのもFCバイエルンに加入して以来3度のドイツマイスターと2度のDFBポカール(ドイツカップ)優勝を経験、すでに国内タイトルをすべて獲得している彼といえども、国際大会の優勝経験はこれまでにないからだ。
「バイエルンでほぼ全てを手にしてきた。足りないのはこのタイトルだけだ」とフランス代表のリベリーは、ボルシア・ドルトムントとのチャンピオンズリーグ決勝戦を3日後に控えて述べた。

リベリーは「もう待ちくたびれた」と、いい加減にクラブサッカー最高の名誉ともいえるチャンピオンズリーグ優勝の栄誉に輝きたいという。本日水曜、レコルトマイスターのトレーニングを終えた30歳のリベリーは、機は熟したとこう続けた。
「このクラブ、サポーター、チームのために勝つしかない!」
リベリーは、国際タイトル無くしては、自身のキャリアに満足することなど到底不可能だと語った。

だがこれまでのリベリーは、決勝戦という大舞台ではことごとく運に見放されてきた。2006年ドイツワールドカップでは、フランス代表の新星として23歳という若さで偉大なジネディーヌ・ジダンと共に決勝進出を遂げるも、PK戦の末イタリアにあと一歩のところで優勝を持っていかれてしまう。その4年後のチャンピオンズリーグでは準決勝で退場、続くインテル・ミラノとの決勝は出場停止。となり、バイエルンは、このマドリードで行われた決勝で、0-2で敗れ去った。

「当時はキツかった」とリベリーは振り返り「試合に出られないと寂しいものだ」と話した。だが、何よりも苦しかったのは、2012年ホームスタジアムでFCチェルシー相手に落とした決勝戦だと彼は言う。
「あれは痛い。良いサッカーをしていただけに、みな大きなショックを受けていた」
延長戦で負傷交代を余儀なくされたリベリーは、PK戦で仲間たちを見守ることしかできなかったのである。

ミュンヘンは第2の故郷

だが今年で30歳になったフランスのドリブラーは、そろそろ国際タイトルを取っても良い年頃だと、今回の決勝戦にかける思いは強い。
「ドルトムント戦ではすごく良いプレーをしなくては」
ウェンブリーでの決戦を3日後に控え、彼はすでに「アドレナリンが出ている」とキックオフを待ちきれない様子だ。彼はここ4年間で3度決勝に勝ち進んでいる経験値こそがドルトムント戦を有利に戦う上での鍵を握っていると考えている。
「我々は決勝戦がどんなものかを知っている。何も初めての経験ではないからね」

もし土曜にロンドンで優勝杯を掲げることができれば、リベリーは個人的な夢である世界最優秀選手賞にも一歩近づくことができるかもしれない。
「まずはチャンピオンズリーグ優勝が絶対条件だ。あとはどうなるか結果を待つだけ」とリベリーは、バイエルン地方の方言で喋ってみせた。6年間FCバイエルンに所属している彼がミュンヘンを第2の故郷のように感じている何よりもの証左である。2015年に契約が切れるリベリーに、その後もミュンヘンに居続ける可能性について聞いてみると「悪くない」とこう返事をくれた。
「そうなる気がしている」

チームメートからの信頼は厚い