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「両立させる」

FCB、グラットバッハで記録更新を目指す

ブンデスリーガのスケジュールを組んだ者は、きっとこう考えていたに違いない。バイエルン対ドルトムントの大一番を第32節に設定、最終節でドルトムントはホームにホッフェンハイムを迎え撃ち、バイエルンはアウェイでのグラットバッハ戦に臨み、優勝をかけクライマックスを迎えると。しかし、現状はこのシナリオからほど遠いものとなった。FCBは、シーズンを通して抜け目の無い圧倒的な強さでリーグを支配し、第28節を終えた時点で最速優勝を決めてしまった。このため明日土曜のグラットバッハ戦(現地時間15:30時よりライブティッカーおよびFCB.tvのウェブラジオにて放送予定)でバイエルンを走らせるのは、記録更新にかける意欲のみとなる。それでもハインケスは「リズムを崩さないためにもグラットバッハで勝利し、記録をさらに更新してみせると」と強い意気込みを見せた。

バイエルンは、勝てばブンデスリーガ史上「最高の後季」という新たな記録を打ち立てることになり、ロンドンでのチャンピオンズリーグ決勝戦(5月25日)に向け、さらにはずみが付くはずだ。だが18日(土)に故郷のボルシアパークで自身のブンデスリーガ最終節を迎えるハインケスは「カウントダウンが始まるのは来週の火曜から」とCL決勝戦を考えるにはまだ早すぎると忠告した。

チームは対グラットバッハ戦に全集中力を向けており、ハインケスはブンデスリーガとチャンピオンズリーグという異なる舞台のいずれも「両立させる」と断言した。ケガのリスクや敗北した時のことは「考えるだけ無駄」だと述べたハインケスによれば、「この状況下で(選手を)ローテーションさせる意味は無い」という。

これは、ウェンブリーでドルトムントとの決勝戦を戦うことになるメンバーが、明日の試合ではお披露目されることを意味している。本日金曜の最終練習には、長期離脱者のトニー・クロースとホルガー・バドシュトゥーバーを除く全選手が参加、出場停止となるラフィーニャを除けば誰が先発してもおかしくない状況だ。

ドミンゲスか、ブロウヴェルスか?

フルメンバーで最終節に臨むことができるのは、現在7位につけているグラットバッハとて同じこと。ヨーロッパリーグ出場権が与えられる6位まで、勝ち点差で3と国際大会出場へのかすかな希望を残しているグラットバッハでは、センターバックのアルヴァロ・ドミンゲスが筋肉系を傷めている模様だが、バックアッパーのロエル・ブロウヴェルスは準備万端だ。
「最高のパフォーマンスを発揮したい。バイエルンが相手となると、そうでない限り勝ち目は無い」と監督のルシアン・ファヴレも意気込んでいる。

しかし、フスバルレーラー(「サッカー教師」を意味するドイツサッカー協会最高指導者ライセンス保持者に与えられる称号)のファヴレであっても、「スーパーなシーズン」で「過去に類を見ない完璧な」サッカーをしているバイエルンに、弱点はほとんど見当たらないそうだ。
「全ての武器を持ち合わせている。信じられないくらいだ」とファヴレは言う。だが、ファヴレ・イレブンはホームのボルシアパークで勝利することを信じており、FCBの選手たちが来週の決勝戦に幾らか気を取られていることに期待を寄せているようだ。メンヒェングラットバッハとて、ホーム最終節で、やすやすと勝たせてくれるはずはない、というわけだ。ファヴレはさらにこう語った。
「このような対戦相手を前に、モチベーションが最大にならないサッカー選手などどこにもいない」