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多くのタイトル、大きなタレント

チアゴ・アルカンタラ

 2年前、チアゴ・アルカンタラはアリアンツ・アレーナでプレーしたことがあった。当時バルセロナの選手として2011アウディカップ決勝に出場。バイエルンを相手に2ゴールを挙げ、チームを優勝に導いた。当時の監督ユップ・ハインケスはヨーロッパサッカー最大のタレントの一人と絶賛し、代表取締役カール・ハインツ・ルンメニゲも獲得に際し「ものすごいポテンシャルを持ったファンタスティックなプレーヤー」と最大限の評価をしていた。

 監督のペップ・グアルディオラはこの「スーパー、スーパーな選手」獲得を熱望していた。チアゴ・アルカンタラは中盤ならば「3,4,5つのポジションどこでもプレーすることができる。我々にとっていいことだと思う」と説明していた。グアルディオラはバルセロナセカンドチームで監督をしていた2007年、まだ16歳だったチアゴを引き上げ、その2年後トップチームでデビューさせた。

高いクオリティ

 技術力は高く、パス精度があり、ボールキープ力は抜群。ドリブルが上手く、危険なシュートを放つ。チアゴのクオリティは数週間前に行われていたU21欧州選手権で発揮されていた。スペイン代表キャプテンのチアゴは、決勝のイタリア戦でハットトリックを達成。チームを優勝へと導いた(4:2)。大会後、最優秀選手にも選ばれた。またどのポジションでもプレーできる強みも見て取れた。4-3-3の中盤右や左、あるいは”偽のCF”としてFWの位置にも入った。

 U21欧州選手権優勝は最初のタイトルではない。まだ22歳だがこれまでに14のタイトルを獲得している。2011年CL、UEFAスーパーカップ、クラブワールドカップで優勝、4度のリーグ優勝(2009,2010,2011,2013)、2度のカップ戦優勝(2009,2012)、そして2度のスーパーカップ優勝(2010,2011)。代表では2011年にもU21欧州選手権優勝、2008年にはU17欧州選手権優勝を果たしている。

スポーツマン家族

 イタリアのサンピエトロ・ヴェルノチコで生まれたチアゴのもつタレントは、生まれついてのものだろ。ちと矢は元ブラジル代表でW杯優勝メンバーのマジーニョ、母親もバレーボールの元プロ選手、弟のラファエルはバルセロナセカンドチームでプレーをしており、いとこのロドリゴはベンフィカ・リスボンに所属している。5歳からスペインで育ってきたチアゴは、スペイン代表としてやっていくことを決断し、2011年にフル代表デビューを飾っている。これからはFCバイエルンで2つ目の故郷を見つけようとしている。