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見学者以上に

バドシュトゥバー、トレンティーノで時間を満喫

ピッチ上では選手が真剣に練習に取り組んでいる。すぐそばではテレビカメラがその様子を収めている。ペップ・グアルディオラが何を話しているのか、アリエン・ロッベンの調子はどうか。みんなの注目がピッチ上に集まっている。そんなチームメートから3メートル離れたところに、ホルガー・バドシュトゥバーは立っていた。新たに負った膝の十字靭帯断裂から2カ月、まだ復帰のことを考えることはできない。

 「まだ復帰予定はない。でもまた全てが良くなる。膝は十字靭帯以外問題ないから」とバドシュトゥバーは話す。難しい状況ながら合宿に同行している。負傷による早期引退の可能性を「一度も考えたことはない。全く心配していないよ。最高の医師団が見てくれている」と一蹴にしていた。

 辛抱強さが問われている。2012年12月のドルトムント戦で最初に右膝の十字靭帯を断裂、その後復帰に向けてリハビリを積んでいた5月半ば、またしても十字靭帯靭帯という悲報がバドシュトゥバーを襲った。ショックは当然大きいものだった。それでも「いつまでも落ち込み続けていることはなかった」と振り返る。

 バドシュトゥバーはできるだけ早く再び立ち上がろうと心がけた。「嘆いていてもしょうがない。色々と考えはしたけど、どこかでそれも断ち切らないと。ポジティブに考えて、やり遂げていかないといけないんだ」と話した。

みんなが助けてくれている
 
 バスティアン・シュヴァインシュタイガーを始めとするチームメートは、いつでもシグナルを送ってくれていた。チャンピオンズリーグ決勝前には、オペのために滞在したアメリカのコロラドに、選手全員のサインがされたユニフォームが届けられた。優勝を遂げたあとのロンドン、そしてベルリンで、チームは28番の背番号をカメラに向けてくれた。「あれはくるものがあった」と明かした。

 「僕のことを気遣ってくれている選手がたくさんいるんだ。何度も電話をかけてくれて、何度もお見舞いに来てくれた。素晴らしいよね。みんなが僕を助けてくれているんだ」と感謝した。