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リベリーが絶好調

このまま欧州年間最優秀選手に輝けるか

ニュルンベルクとのダービー戦では、アリアンツ・アレーナの観客が総立ちで見送る中80分に交代で引き下がったフランク・リベリー。いつもの通りドリブル突破からチャンスを作り出したほか、放ったシュート数も6本とニュルンベルクのチーム全体のシュート数を1本上回るという大活躍だった。しかし、7万1000人の観客の大半がこれだけ沸いたのは、FCバイエルンでのリーグ戦54得点目に当たるこの日のリベリーのゴールが自身初のヘディングゴールとなったからだ。

「不思議な気分だったよ。最高のヘディングでうまくゴールを決めることができた。しかもすごく大事な。感情的になっちゃったね」と昨日の試合を振り返るリベリーは、69分のゴール直後にユニフォームを脱いで喜んだ理由を説明。実際に試合の流れを変える重要な得点となったが、このゴールはリベリー個人にも大きな意味を持つものとなった。ニュルンベルク戦でブンデスリーガ戦18連勝という記録を打ち立てたリベリーは、これまで敗れれることはないと思われていたロイ・マカーイの連勝記録にこれで並んだのだ。

リベリーこそが「最高レベル」の象徴

もしかすると、これがリベリーにとって最高の1週間の幕開けとなるかもしれない。火曜のフライブルク戦に勝つことができれば首位に躍り出るほか、木曜にはUEFA欧州最優秀選手賞の発表も控えているのだ。これは金曜に行われるチェルシーとのUEFAスーパーカップの前日、モナコで発表される。「木曜にはリベリーが順当に欧州最優秀選手に選ばれることを願っている。今日の試合でもリベリーこそが最高レベルの象徴だとわかってもらえたはずだが、ドイツ国内だけではなく欧州全体でもそう評価されるようになれば素晴しいことだ」と代表取締役社長のカール=ハインツ・ルンメニゲもリベリーの受賞を期待するコメントを寄せている。

また、バスティアン・シュヴァインシュタイガーも「フランク(・リベリー)本人のためにも、そうなればいいと思ってるよ。昨シーズンは最高のプレーを見せてくれたし、タイトルもたくさん獲得したからね」と同僚を応援。獲得したタイトルの数から、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドに比べてリベリーに利があると予想している。一方、主将のフィリップ・ラームは「3選手とも最高の選手で、きわめて順当な人選」としながらも、「誰が最終的に選ばれればいいと思ってるかは話すまでもないよ」とやはりリベリー支持を宣言。

「もし選ばれないなら理解に苦しむ」

確かに3冠達成という事実は大きなプラスであり、リベリー自身もチームのまい進に大きく貢献している。また、「リベリーは(バイエルンで)非常に居心地がいいと話している。われわれも嬉しいし、本人も嬉しい。これ以上のことはない」とルンメニゲが話すように、リベリーがバイエルンにしっかりと馴染んでいるということも大きい。そして、もしリベリーが年間最優秀選手に選ばれたとすれば、この絆はさらに強くなるだろう。「個人的にも、チームとしてもできることはすべてやってきた。だから、このタイトルを獲得できるよう願ってるよ」と、リベリーもチームとしての功績を手にした今はこの個人タイトル獲得を願っている。だが、シュヴァインシュタイガーは「もしリベリーが今回欧州年間最優秀選手に選ばれないようなら、僕も理解に苦しむよ!」とリベリーの受賞を信じている。