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「ハードワークで勝ち取った勝利」

ノイアー、好セーブで優勝に貢献

ノイアーは、集中力を高め、キッカーを睨め付けて、ゴールを埋め尽くさんばかりに両手を大きく広げて仁王立ちになった。この一本を止めれば勝負は決まる。その思いはノイアーの脳裏をよぎっていたはずだ。チェルシーのロメル・ルカクが助走を取ったとき、ノイアーはすでにコースを読み切っていた。素早く左にワンステップ踏んだノイアーは、地を蹴り腕を伸ばしボールに飛びついた。FCバイエルンがクラブ史上初となるスーパーカップ優勝を決めた瞬間だ。

「我々には素晴らしいスーパーゴールキーパーがついている」とペップ・グアルディオラは試合後にノイアーのパフォーマンスを称賛した。ノイアーは、決定的なPK阻止にとどまらず、オスカル(後半19分)、イヴァノヴィッチ(後半33分)、ダヴィド・ルイス(後半39分)らのビッグチャンスもスーパーセーブで凌ぎ、スーパーカップ優勝の立役者となったのである。延長前半3分にエデン・アザールに2点目を許したときは、口惜しさがこみ上げてきたとノイアーは明かしたが、すぐに忘れることにしたそうだ。

「ハードワークで勝ち取った勝利だ」と27歳のノイアーは、120分間にわたったプラハでの激闘を振り返った。彼は、最後は「出来の良かった方」がハイレベルな決勝戦を制したまで、と確信している。
「全てのPKがずば抜けていた、我々のも含めて」とPK戦について感想を述べたノイアーは、「2年前のチャンピオンズリーグ決勝戦でも、これくらいやって欲しかった」と、PK戦の末涙を飲んだチェルシーとのCL決勝戦を振り返った。
「借りを返すことができて良かった」

チェフ、ノイアーを称賛

あまり考えずにPK戦に臨んだというノイアーが、PK戦直前にチェフと何か言葉を交わす姿をテレビカメラが捉えていた。
「彼にまたPKを打つのか聞いてみたが、今日は打たないと言っていた」とチェフはその会話の内容を明かしてくれた。ノイアーは、全集中力をPKストップに注ぎ込んでいたわけだ。
「とても良いプレーをしていた」と世界最優秀ゴールキーパーに選ばれた経験のあるチェコ代表のチェフも、ノイアーの活躍を認めてこう称賛した。
「後半には大事な場面で良いセービングを見せ、最後は決定的なPKを止めた」

試合後ノイアーは、PKを止めるコツを教えてくれた。
「ゴールキーパーからすれば、どうしようもないこと。キッカーの助走を見て、全力で反応するだけさ― (最後は)左に飛んで正解だった」