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「思い切って狙ってみた」

「ゴールゲッター」アラバ、ファンとチームメートを魅了

FCバイエルンのゴールで幕を閉じた昨シーズンに続き、今シーズンのチャンピオンズリーグは、再びFCバイエルンのゴールで幕を切って落とした。ディフェンディングチャンピオンのFCBが、初戦のCSKAモスクワ戦で先制点を奪うのに要した時間はわずか3分。ダヴィド・アラバが30メートルもあろうかというフリーキックを左足で直接叩き込み、開始早々会場を一気に盛り上げた。試合後、オーストリア代表のアラバは、彼らしい謙虚なコメントを残した。
「思い切って狙ってみた。距離がちょうど良かった。決まって良かった」

アラバにとっては、これが今季公式戦での2ゴール目。CSKA戦のアラバのゴールは、昨シーズンの準決勝、ユヴェントス・トリノ戦で見せた先制点を思わせるシュートだった。
「いつもこのシュートを練習している」とアラバは明かす。ボールがゴールネットを揺らした瞬間、アラバはチームメートに抱きつかれ、祝福された。
「あの瞬間はみんなで喜んだ。というのも、いつもみんなに枠にさえ飛ばせば何かが起こる、と言われているからね」と21歳のアラバは、ウィーンなまりのドイツ語で嬉しそうに語った。

先日のワールドカップ予選では、オーストリアの希望をつなぐ大事な決勝点を決めたバイエルンの左サイドバックは、得点後も好プレーを続け、アリエン・ロッベンの3点目(後半23分)をアシストした。それもただのアシストではなく、CSKAディフェンス陣の意表をつく芸術的なループパスでだ。後は「落ち着いて決めるだけだった」とロッベンもアラバの「スーパーパス」を称賛した。

ロッベンは、アラバの狙いが手に取るようにわかったという。
「彼の目が教えてくれた」
マン・オヴ・ザ・マッチに輝いたアラバは、その芸術的なアシストについて彼らしくこう述べた。
「たまたまあそこに立っていて、とっさの思いつきで出した。それ以外に出せるところがあまりなかったから。うまくいって良かったよ」
サッカーは本来、彼が言うように単純なスポーツなのかもしれない。