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ジェローム対ケヴィン=プリンス

兄弟対決では「手加減なし」

ひとりはFCバイエルンに所属し、もうひとりはこの夏からシャルケに加入。子供の頃は一緒にサッカーで遊んでいたジェロームとケヴィン=プリンスのボアテング兄弟は、プロサッカー選手として別々の道を歩んできた。正確には異母兄弟だが、そんなふたりが土曜の試合では1186日ぶりに同じフィールド上に立つこととなる。ただ、今回はお互い敵同士として。

「大概いつも一緒に遊んでたよ」と子供時代を回想するのは、弟のジェローム。時には対戦することもあったらしいが、「僕の方が小さくてもサッカーはできるし、お兄ちゃんには負けないってことを証明しようと頑張ったっけ」と話すジェロームの口調からは、微笑ましい光景が想像できる。

そして、土曜の試合では再びこのライバル関係にも似た構図が再現されることになるだろう。「ケヴィンとは何回か1対1の競り合いもしたはずだけど、お互い手加減はしないね。お互いに、絶対に負けないぞって感じだから」と、ジェロームは今回も真剣勝負になると宣言している。また、ケヴィンの方も「ジェロームには、真剣勝負で臨んでこないようならがっかりするぞ!って言ってあるんだ」と同意見のようだ。

お互い再会は楽しみでも真剣勝負

それでももちろん、「ケヴィンは90分間は兄弟ってことは忘れることにするって言ってたけど、なら試合前に軽く挨拶できるといいな」とジェロームは兄弟対決を楽しみにしている。ケヴィンはシャルケではトップ下を任されており、ジェロームはバイエルンでセンターバックを務めていることから、兄弟がボールを奪い合う場面が見られるのはほぼ確実だろう。「攻撃的なプレーで、絶対にスペースを与えないようにしなくちゃいけない。ケヴィンは絶対に諦めないからね」と兄のことを熟知しているジェロームは警告する。

これまでにボアテング兄弟が公式戦で顔を合わせたのは、わずか2回のみ。2009年4月のブンデスリーガ戦(当時ジェロームはハンブルガーSVに所属、ケヴィンはドルトムント所属)で12分間、2010年ワールドカップ南アフリカ大会(グループリーグのドイツ対ガーナ戦)で90分間対戦し、ジェローム(ドイツ)の勝利で幕を閉じている。

3年以上の月日を経て再びフィールド上で顔を合わすボアテング兄弟は、もちろん今回の対戦カードでも注目の的だ。最近は電話や携帯メールでほぼ毎日連絡を取り合っているとのことで、子供時代のようにジョークを交えながらお互い張り合っているそうだ。